そうだ、ソウルへ行こう!(8)

凡が初めてソウルに行って食べたものは「おでん」でした。

ホテルにチェックインしてからお腹が空いていたので、一番初めに見た屋台で売っていたので食べてみた。ソウルでもこれはオデンということを後で知った。

最近やっとこのおでんという言葉に慣れてきた。
凡の子供の頃は「関東煮(かんとだき)」と言っていたからである。

凡はこのおでんという食べ物が腑に落ちないのだ。
確かに凡もおでんを食べながらビールを飲むのは大好きだ。

しかし、腑に落ちない料理法なのだ。

まあ大根や厚揚げは良いとしよう。
平天や牛蒡天などの練り物を入れるでしょう。
凡は練り物の天ぷらは、そのまま食べるのが一番美味しいと思うのです。
牛蒡天などは、そのまま生姜醤油をちょっとつけて食べると、カリッとした牛蒡の食感も楽しく、また練り物の部分も甘くて美味しい。

しかし、おでんという調理法はその本来の美味しさをすべて破壊して、まったく別の食べ物にしてしまう。
しかし、凡はそれがダメと言っている訳ではない。
むしろ、おでんは徹底的に破壊したほうが美味しい。

凡は海の家や観光地で、2、3日売れずに鍋の中でくたっとなった厚揚げや練り物が大好きなんです。煮込みすぎて味が濃くなって色も黒くなった牛蒡天が大好きです。
このへんの感覚は誰でも判ってくれると思っていました。

しかし、O型には通じなかったのです。
凡はある時、ミニボンにおでんのネタはそのまま食べるのが一番美味しいとポツリと言ってしまったことがあります。
これが、おでんの恨みの始まりです。

このポツリと言ってしまった何ヶ月か後にミニボンがおでんを作りました。
そんなポツリを忘れてしまっている凡は牛蒡天を口に入れると、全然煮えていないのです。

そのことをミニボンに言うと、「だって牛蒡天はそのままが美味しいって言ってたやん。だからちょっとしか煮てないねん。」
「いや、違うねん。たしかに牛蒡天はそのまま食べるのが一番美味しいよ。でも、おでんの時は長い時間煮て欲しいねん。」
「その意味が解らへん。だってそのままが一番美味しいんやろ。」
「いや確かにそうなんやけど。おでんい限ってはよう煮て欲しいねん。」
「解らへん。」
こんな会話がその後10年近く続きました。

凡はついにこう言いました。
「もう考えなくてもいい。おでんは兎に角煮てくれ。」半泣きでお願いしたのであります。

そうだソウルでおでんも食べなくちゃ。


ご めんなさい。
(ぺこり)

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本当に、お礼を申し上げます。
ありがとうございました。



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この記事へのコメント

2010年03月27日 16:42
ところで現在はよく煮てくれるようになったのでしょうか???
凡蔵。
2010年03月28日 01:41
とっちゃん。
そうなんです。
もう何も考えずに煮てもらってます。

でも、おでんをするたびに、私に聞こえるように「ごぼ天は兎に角よく煮てくれ。」って独り言をいいながら作ってくれてます。

でも、作ってくれるんだから感謝しなきゃね。

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ごめんなさい。
(ぺこり)

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