散散歩歩。(426)はかなげな女性。

華奢な人が好きである。
儚げな人が好きである。

凡の人間の本能が、優秀な血筋を残そうとするのなら、違う人を好きになっても良さそうなものだと思うのです。
健康で、活発で、頭が良くて、美人で、そんな人を好きになるように遺伝子が組まれている筈なのです。

でも、儚げな人を好きになってしまう。
それは一体どういう神様の趣向なのでありましょうか。

そんでもって、世の男性や女性はどうなんでしょうかね。
儚げな女性を好きになる男性は何パーセントぐらいいるのだろうか。
凡の推理では、結構な人数がいる計算なんだけれどね。

そして、女性はどんな人が好きなのだろうか。

きっと男前とか金持ちとかなのでしょう。

でも、街ゆく人を見ていると、やっぱりそうでもないように思えてくる。
可愛い女性がゴッツイ男性を引き連れて歩いてたりするのを結構な確率で見る。

或いは、不細工な男と絶世の美女、頭のいい男性とパッパラパーの女性、世間には首を傾げたくなるようなカップルが多い。

全部ごちゃ混ぜにしちゃうと、ちょうど平均がとれて平和な社会になるのかもしれない。
それはそれで深い神様のお考えなのだろうか。

とは言うものの、華奢で儚げな女性が好きな凡でありますが、結婚という実験の相手のミニボンは、丸い。

丸いという形状は華奢と対照的な位置にある。

どうにも、凡という人間は、欲しているものが得られないのか、欲しているものと違うものを選択してしまう厄介な生き物であるようだ。

とは言うものの、丸いミニボンは大切なんだけれどもね。

先日、京阪電車で淀屋橋に向かうときに、向かいのシートに可愛い女性が座っていた。

彼女は、バッグからリポビタンDを取り出した。

女性が社内でドリンク剤。
どうも疲れてるんだね。

彼女は、飲もうとしてキャップを回すのだけれど、これが開かないのだ。

リポビタンの瓶を左手に持って、キャップを右手で持ち、お腹の位置ぐらいに持ってきて、一瞬「うん。」と力が入るのが解るのだけれど、キャップは回らない。

それで、またもう1回「うっ。」とやるが回らない。

バッグからハンカチを取り出して、キャップに巻き付け「うっ。」と気合いを入れるが回らない。

何度やってもキャップはピクリともしないので、結局はリポビタンを飲むのを諦めた。

リポビタンのキャップを回せない女性を凡は初めてみたのでますが、果たして普通の女性はリポビタンのキャップを回せないほど、か弱い生き物なのでありましょうか。

見守っていてあげなければ、すぐに枯れてしまう弱く儚げな純真な白い花。

それが、女性という存在なのですね。

それならば、何としてでも男性は助けてあげなきゃね。

そして、そんな場面で愛が縁を結ぶ。

先日の電車の女性には声をかけられなかったけれども、どこか都会の片隅にけなげに咲いている白い花があるはずだ。
そんな花に凡は愛を捧げよう。

とはいうものの、今の凡の周りには、そんな白い花は見あたらないのですけれどね。

何処を見ても太い茎でバカでかいひまわりのような花ばかりなんだけどなあ。
力強い花。
ただ、そんなパワフルな花も可愛いものでありますが。

それにしても、電車の中のリポビタンのキャップを開けられなかった人は、普通の生活は、どんなだろう。

きっと朝は低血圧で起きれないと思うよ。

だって儚げなんだもの。
美人で儚げは、だいたいにおいて低血圧なものだ。

ちなみに、ミニボンは高血圧だ。

朝食はというと、朝は食欲はないんだけれど、
健康のために無理をして食べる。

きっと和食だな。
ご飯にお味噌汁、それに玉子焼きとおしたしぐらいで簡単にすませる。

ちなみに、ミニボンは痩せるために寒天を食っている。
そして、その後お菓子んを食べる。寒天の意味あるのかと思う。

そして、仕事だ。

白いワンピースが、殺風景な仕事場に優しい花を咲かす。
少し開いた窓から、爽やかな朝の風が迷い込んで、儚げな美人のロングヘアーを揺らすよ。

儚げな美人はね、きっといい匂いがするんだ。
初恋の香り。

まあ、それはどんな香りなのかは解らないけれどもさ、ベビーローズのようなね、そんなフェアリーな香りなんだ。
儚げで美人だから、みんなに助けられてね。

それでも、真面目にきちんと自分の仕事をこなすんだ。
けなげだね。
応援したくなるよ。

そして、仕事が終わる。

仕事仲間から誘われるけれど、断る方が多いかな。
人見知りではないけれど、お酒を飲んで騒ぐのは苦手なんだ。

でも、時々、今の自分を変えたくなって、「ひと足の途絶えだした公園通り、メッキだらけのけばい茶店」に入ってみたりするわけ。

本人にとっては、すごい冒険なんだ。
たったそれだけのことが、自分を変えるきっかけになるかもしれないと信じて。

そんでもって、家に帰ると疲れているんだけれど、両親の手伝いなんかしてしまうんだなあ。
少しでも親に楽をさせてあげたいからね。

そんな1日の終わり。
自分の部屋に戻って、やっと素顔の自分にもどれるんだな。

机の上を見ると、何日もキャップを開けることが出来ないでいるリポビタンDが5、6本置いてある。
そして、ため息をつきながら思わずもらしちゃう。

「ああ、どうして、あたしは何も出来ないのかな。」なんてさ。

凡から見ると、そんな風に自分が思うほど、何も出来なくはないんだけどさ。

こんな自分にしか生まれてくることのできなかった自分自身の性を悲しむことはあっても、両親にはいつも感謝しているんだな。

美人はさ、子供の頃からチヤホヤされてるから、一体にこころが優しいんだね。
人から優しくされる分、人にも優しくしたいんだね。
素敵だね。

そんでもって、寝るときはきっと両手を胸のところで合わせてね、眠るの。
ベッドの上に、痩せた色白の女性が胸で手を結んで眠る。

、、、、死体?。

それはちょっと嫌だな。

でも、白雪姫のように眠るよ、きっと。
眠りを覚ますのは凡のキッス。

目覚めた儚げな美人と恋に落ちるよね。

なんて想像しているけれども、凡はいまだかつて儚げな美人と、恋に落ちるなんてことは勿論、話もしたことがない。

こんど、京阪電車でリポビタンDのキャップを開けられない女の子にあったなら、助けてあげなきゃね。

「あのお嬢さん、リポビタンのキャップ、開けましょうか。」ってね。

「ありがとう、兄ちゃん。昨日な腹立つ男おったから、思い切りグーで殴ったったら、指の骨折れてん。助かるわ。」

なんて、現実の女性は強い生き物であるのかもしれない。
ご めんなさい。
(ぺこり)

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