散散歩歩。(595)徒然なるままに神頼み。大本編(2)のその2。

※字数が多すぎたので2分割してアップしています。
  この前の部分もありますので、よろしかったら読んでくださいまし。
  前のブログからの続きです。


綾部に着いたら、急ぎ足で大本の聖地に向かう。
ここだなと思うところに着いたら、またもや案内板に参拝の人は事務所に声を掛けてということが書かれている。

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なので松香館というところの女性に声を掛ける。
女性は腕時計を見て、これからかと問う。
何でも前もって連絡しておけば説明もしてくれるのだそうだ。

でも、今はもう時間が遅いので勝手に見て回ってくれとのことだった。
地図を見ると長生殿という神殿があって、ここも見ていいのかと尋ねると、良いという。
そして中に入っても良いとも言うのである。

とはいうものの、立派な施設に勝手に入るのもどうしたものか。
結構な大きさの建物なので、入ったはいいが、どこへ行ったら良いのかも分からないじゃない。
すると、女性が18時から長生殿で夕拝があるから参加するかと尋ねる。
それも勝手に行って良いというので、時間があれば行くことにした。

ここの聖地は山の斜面を利用しているのか、なだらかな傾斜のある広々とした空間である。

取り敢えずは境内にある池を見たりしていたら、藁ぶき屋根の小屋があった。
そこへ通じる道には、関係者以外は入らないでとかいうような内容だったと思うのだけれど、立て札がある。
どうしたものかと立ち止まっていると、「どうぞ。」という声が聞こえた。

周りを見ても誰もいない。

するとまた「どうぞ。」と声がした。
よく見ると藁ぶき屋根の小屋の、日が落ちかけて中が見えないぐらい暗い部屋から年配の女性が凡を呼んでいたのである。

呼ばれるままに小屋に入ると重要文化財もなっているほどの古い民家で、奥の間には囲炉裏があって、大きな薬缶にマキでお湯をシュンシュンと沸かしていた。

こんな広い敷地の中の俗世間とはかけ離れたような小屋で、薄暗い中にマキが赤々と燃えている。
そんな空間にいることが何とも不思議な体験をしているようで、このままここに泊まってもいいような気になってくる。
ここは本当に現実の世界なのだろうか。

年配の女性は、時間があれば火にあたっていけという。
凡は18時からの夕拝に参加するかどうか考えていると言った。
凡のような関係のないものが参加してよいものか。

すると、女性は「大本は、どこの宗教でも構わない。」という。
なら、今から行ってみようと女性に挨拶をして出た。

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(藁ぶきの小屋は、木の花庵と言われていて、何とも風情がありました。)

長生殿には長い坂を上っていく。
時計を見ると時間がない。
すると、後ろにさっきの事務所の女性が歩いて来て、もっと上にあるから行けと手振りをした。

坂を上り切ったら、広い敷地にまだ新しい神殿がある。
手と口を清めて女性と一緒に建物の中へ入った。

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そして、その真ん中の神殿に案内されて、これを持って座っていろと言う。
それは祝詞を書いたものだった。

それにしても、女性と坂で会って良かった。
でなきゃ、この建物に入ったところで、どうしたらいいか分からなかったもの。

神殿の中は畳がひかれた広間になっていて、奥に厳かなご神体のおられる舞台のようなところがあった。

しばらく座っていると、神主さんのような人が出てきて祝詞をあげだした。
その作法は、静かで威厳のあるものだった。
15人ぐらいだろうか信者の人が一緒に祝詞をあげる。

ただ、凡はどうしてよいか分からないので
同じように柏手を打ったり、拝んだり少し遅れて真似をする。
とはいうものの、祝詞は上げることが出来なかった。

10分か15分、そうやって座ってみんなの真似をしていたら、夕拝が終わった。
すると、前に座っていた男性が、次はどこどこに移動するというようなことを言った。
凡が初心者であることが分かったのだろう、次の場所を教えてくれたのだ。

ただ、ここで一抹の不安が出る。
一体、いつまでこの行事が続くのだろうか。
何しろ帰りの電車の時間もあるのだから。

ただ、凡はみんなが行く後に付いていくことにした。
すると、今までの神殿の横にある老松殿といわれる場所に移動して、更にまた祝詞をあげだしたのです。

またも、どうやっていいか分からないでいると、また別の女性の方が祝詞の場所を教えてくれた。

そして、祝詞が終わったら、今度はこれは想像だけれど出口なおさんのお筆先を読み上げたんだと思う。
そして、最後に何やら、むにゃむにゃと神主のような人が言うと、信者の人もむにゃむにゃと言った。
これは、日本語ではない。
或いは、エスペラント語であったのかもしれない。

大本はエスペラントを広めることをやっている。
それは世界中の人が分かり合えるようにとの考え方からである。
素晴らしいい!

大本は、「万教同根」を掲げている。
そして、これはビデオで1度見ただけなので、語句が間違っているかもしれませんが、「一神、即多神、即汎神」ということも言われている。

素晴らしいじゃないか。

世界で起こっている戦争のほとんどが宗教から発していると言ってもいい。
ナンセンスだ。

本来なら人が幸せになるべきものとして存在すべき宗教のために、人が死んでいる、いや殺されているのである。

今の世界を見たら、もう泥沼状態で、どこに解決策があるかも誰も分からない。
ただ、それを乗り越えていこうとする努力は絶対に必要な訳で、それには誰もがかなりの苦痛を伴うものになるのでありまして、それでも敢えて許すということを血の涙を流しながらも受け入れる覚悟をしなきゃいけないと思うのであります。

ただ、こんなことを書いている凡も、当事者になったら、あっさりと怒りに満ちた復讐者に変貌してしまうのかもしれません。

世界中の人が、今一度平和ということについて、考えなければいけない時がきているのだと思う。
そういう意味で、大本の活動は素直に素晴らしい。

今回、思い立って大本という宗教団体を訪問したのですが、その内情は入ってみなければ分からないのかもしれませんが、今日、凡が得たものは非常に大きいものだったと思う。

そして、少しでも大本の考えに触れたことが、凡にとってはこれからの生活に少しばかりの面白さを分けてもらえたようで、これは感謝したい。

楽しくて、楽しくて、そんな風に毎日を送りたいと思う。

夕拝を終えたら、さっきの女性にお礼を言って建物をでた。

さあ、急がなきゃ。
何しろ田舎で電車に乗り遅れたら、エライコトになる。

綾部から福知山に行って、そこから特急で大阪まで戻ることにした。
電車の中で、駅弁でも買いたいなと思ったら、果たして車内販売はなかった。
空腹のまま日の暮れた車窓をぼんやりと眺めていた。

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(ちょうど梅の花が咲いていた。)


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この記事へのコメント

2016年03月11日 09:21
宗教とは、本来なら人が幸せになるべきものとして存在しているのありますが、おっしゃる通りだと思います
でも現実はその宗教が元で戦争が起こってますよね
しかも同じ宗教なのに宗派が違うだけで争っている
これじゃエンドレスで戦い続ける事になりそうですよね
時々国連は何をしているんだろうって思っちゃいます
でも実際は戦勝国で作られた組織で、結局は自分たちの国の利益を腹の中では考えているんだろうなって・・・
なんだか悲しい事ですよね

凡蔵さんが言われている泥沼状態、まさにそれですよね
解決するどころか増々複雑になり、それに波及する難民問題を含めトルコとロシアの関係、北朝鮮の核、中国の南シナ海での暴挙、数え上げたらキリがないですよね
平 凡蔵。
2016年03月11日 18:41
ありがとう、ゆけむりさん。

本当に、いろんところで、いろんな争いが絶えないですよね。
昔むかしから、色んな争いが続いていることを思うと、人間と言うのは、戦わずにはいられない生き物なのだろうかと考えてしまいます。
本能みたいなもの。

でも、このままじゃ、兵器のテクノロジーも発達しているので、いつかは世界中の人間が全員死んでしまうときが来るんじゃないでしょうか。

1度、みんなでこんな状況をリセットする方法を、世界中のみんなが考える日を作るのも必要なんじゃないかな。

ネットの発達した今なら、世界同時にそれを考えるなんてことも不可能じゃない気がします。

とはいうものの、私という個人ととってみても、色んな事に腹を立てたりして、そんなエラソウナことを言ってもいいものか。
それから変えていかなくては国のことなんて、まだまだ先のような気もします。

でも、誰でもが平和な世の中を願っているんですけれどね、上手くはいきませんね。

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