散散歩歩。(968)突然の別れ。

1ヶ月ほど前の話なのですが、いろいろ忙しくて、今のアップとなりました。
とりあえず、老後に読み返すためにも、ログとして書いておかないとね。
後半、やや暗い話が続くので、気が向かない方は、スルーくださいませ。

3月26日、27日、28日と3連休を取っていた。
中島みゆきさんのラストツアー「結果オーライ」の札幌公演に行くためである。

なんだけれど、今年に入って猛威を振るっている新型コロナの影響で、公演が延期になった。
中止でなくて、延期なので、気分的には、まだいささか余裕もあるのではありますが、何しろ、休みを取ってしまっているので、さてどうするかということなのでありまして、その3日の内の2日を、またしても青春18きっぷで何処かへ行ってみようかということなのであります。

ということで、静岡県の掛川に行ってきました。

ということなのでありますが、この旅行記を書くにあたっては、その前にあった、色々なことを書き留めて置きたい気持ちもありまして、また、なぜ掛川に行ったのかも、この色々なことに関係しているのでありまして、この辺のところは、またしても凡の個人的な記録の為に書いておこうと言う事なので、それに、聞いてもらっても、何となく気持ちが暗くなる話でもありますので、スルーしていただくのが良いかもしれません。

と、グダグダと前置きが長くなりましたが、その3連休の前の出来事の話でゴザイマス。

26日からの3連休の話の2週間前のことであります。
(もう1か月も経ってしまってますね。)

3月12日(木曜日)と13日(金曜日)の2日間、連休だった。
これは、希望した休みではなくて、たまたま休みだったんだ。

なので、青春18きっぷの時期でもあるので、ちょっと出かけてこようと思った。
京橋駅の甲南チケットさんで、5枚つづりを購入。
定価12050円のものが、11850円だ。
2日間使って、それを買い取ってもらったら7250円だと言う
ということは、1日分、2300円。
かなり良心的な設定だ。

さて、行き先は、掛川にした。
理由は、至って個人的なことで、リブマックスというホテルに泊まってみようと思ったからだ。
その個人的な理由は割愛して、話を聞くと、最近は、コロナの影響なのか、安売りをしているという。
大阪などでは、1泊2000円とかで売り出したりしている。
そんなことで、ホテルを限定して検索してみると、掛川のホテルが朝食付きで安く泊まれることが判った。
まあ、こんなことが理由でホテルを選ぶのも楽しいかもしれない。
そんでもって、泊まるホテルを決めてから、その場所に行ってみるのも楽しいかもしれない。

ということで、12日の当日、朝早く家を出て、京橋駅で入鋏。
大阪から米原を経て、名古屋を通過、んでもって、豊橋。
そこからまた、浜松に向かって電車に乗っていた。

すると、ミニボンから電話が入った。
ミニボンの母親は、今日はデイサービスに行く日だった。
それで、いつもお迎えの車が来る前に、10分ぐらい前に電話が入ることになっている。
今から、迎えに行きますよと言う連絡だ。

今日も、デイサービスの人が、ミニボンの母親の家に電話を入れたという。
その時は、元気に電話に出たらしい。
でも、迎えに行ったら、家から出てこないというのだ。
そんな内容の電話が、デイサービスの人からミニボンに入ったのだ。

でも、ミニボンはパートの仕事中だったので、動けない。
なので、凡に電話が掛かってきた。

それを聞いて、浜松で電車を降りた。
そして、急いで母親の家に電話をした。
何度鳴らしても、電話に出ない。
携帯にも出ない。

状況を知るために、デイサービスにも電話を入れて確認する。
やはり、迎えに行く10分前までは元気に話をしたという。

何度電話をしても出ないので、どうしようかと思った。
考えられるのは、2つしかなかった。

1つは、電話をもらったが、デイサービスに行くのを忘れて外出をしたということだ。
軽度の認知症が、最近になって、やや進んできていたので、電話をもらってから、スーパーに買い物か、或いは、かかりつけの医者に行ったか。

そう考えたけれども、デイサービスを忘れるところまでは、進んでいない筈だ。
となると、もう1つは、デイサービスの迎えが来るまでに、何らかのトラブルで、例えば、体調が悪くなって倒れたとか、そんなことが起きたということだ。
そう考えると、急に焦ってくる。

とりあえずは、大阪に帰ろう。
そうミニボンにメールを入れたら、大丈夫だから、そのまま旅を続けたらいいよと返信があった。
いや、こんなことがあって、気楽に旅を続ける気持ちにはなれないし、第一心配だ。

でも、凡は今、浜松にいる。
何かあったとしたら大変だから、兎に角、正確な状況を知りたい。
なので、ミニボンから、近所に住むお友達のおばちゃんの電話番号を聞いて電話をした。

んでもって、今までの流れを説明して、家まで確認に行って欲しいと頼んだ。
それを一つ返事で引き受けてくれて、母親の家まで行ってくれたのだけれど、やっぱり、チャイムを押しても、玄関から呼んでも、反応がないという。
ああ、こんな時の為に、カギを預けておけば良かったと思ったが、仕方がない。

すると、おばちゃんが、「警察呼んで、窓割って入ってもらおうか。」と言ってくれた。
こんなことを言ってくれる友達が、凡にはいるだろうか。
警察を呼んでなんてことは、結構、気持ち的に躊躇ってしまうのが普通だ。
それを敢えて言ってくれたおばちゃんに、本当に有り難いと手を合わせたい気持ちだった。
すぐにお願いと頼んだ。

それから、駆けつけてくれた警察から窓を割るには、やっぱり身内の許可を確認しないとということで、凡に電話が入ったりした。

そんなことで、やや時間があって、すると、おばちゃんから電話が入った。
2階の窓のガラスを割って警察が入ってくれたという。
そしたら、やっぱり、ミニボンの母親は、家で倒れていたというのだ。
しかも意識不明だという。

今、警察の人が、心肺蘇生をしていて、救急車を呼んだという。
それを聞いて、急いでみどりの窓口に行って、新幹線のきっぷを買って、これは今のうちに何か食べておいた方が良いと思って駅弁を買って、すぐに新幹線に乗り込んだ。

駅弁は、焦って食べたので味なんて分らないし、新幹線も、途中でのぞみに乗り換えたのだけれど、動揺していて、どこで乗り換えたか、記憶にない。

新幹線の中で、ミニボンに電話をして、動揺しないように、母親の様子を少しやんわりと説明して、兎に角、すぐに病院に行ってくれと伝えた。
病院に付き添ってくれたおばちゃんの口調で、結構厳しい状況であることが分ったからだ。

新大阪駅からタクシーで病院に向かう途中で、ミニボンからメールが入って、亡くなったことを知った。
なんでも、ミニボンが駆けつけた時は、まだ心肺蘇生をしていたらしいけれども、先生の説明で、もう無理だということで、装置を外したら、もう既に反応しない状況だったようだ。
たぶん、おばちゃんが、ミニボンが到着するまで、心肺蘇生を続けてと先生に言ってくれたんじゃないかなと思う。

あっけない死だった。
死因は、虚血性心疾患だそうだ。

自宅でなくなったので、その夜は、家に警察が来て、誰かが侵入したとか、物取りではないかとか、家の状態を調べに来てくれた。
それと、死因を調べるために、警察に遺体を1晩預ける。

それから、葬式はいらないと母親は言ってたのだけれど、そういうわけにもいかないので、家族葬を依頼した。
火葬場の都合で、葬式は16日の月曜日に決まった。
その間、3日間ある。

ただ、その分、ゆっくりお別れすることも出来たと思う。
ミニボンは、母親が死んだのに、涙が出ないと凡に言った。

たぶん、あまりにもあっけなく死んだので、悲しいと言うよりも、何かが抜けた、ポカンとした感じなんだろうと思う。

凡の両親の時は、何年も入退院を繰り返して、それでも、治ることを信じて、それからの死だったので、たぶん本人も無念だっただろうなと思うと、悲しくて、それに、凡は、マザコン、ファザコンなのか、骨になるまで、ずっと泣いていた。

ミニボンの母親の場合は、デイサービスの迎えに来る10分の間に亡くなったから、本人も、死ぬなんて思ってなかっただろう。
それに、死ぬ瞬間に立ち会っていないから、実感がわかないのかもしれない。
昨日まで元気だったから、その印象しかない。
今でも、家に帰ったら、ミニボンに、母親に電話したかと聞きそうになる。
毎日、電話してたからね。

16日の葬式は、近しい親戚の人と、親しくしてもらっていた近所の人に集まってもらって、無事終えることが出来た。
それにしても、今回は、本当に、近所のおばちゃんのお世話になったと思う。
感謝しかない。

葬式が終わって、凡とミニボンと、そして凡の弟。
誰も、子供がいないので、果たして、最後に残ったものの葬式は、誰がしてくれるのだろうか。

まあ、凡が最後だったら、そのまま、ビニール袋に入れて、そのまま火葬場に持って行ってくれればいい。
いや、死んだ後の事を、残された人にお願いするのは、凡の流儀じゃない。
どうぞ、好きにしてくださいと、、、あ、そんなことを言うのも、これまたお願いなので、何もお願いはしないでおきましょう。

まあ弟は、独身だから、もう諦めてもらおう。
ただ、ミニボンだけは、もし最後になったら、誰か、優しく見送ってやって欲しいと切に願う。
とはいうものの、ミニボンだって、死んでしまったら、もうどうしようもないんだよね。
心配なのは、凡が死んでしまった後の生活だ。
遺族年金なんて、たかが知れている。
凡の稼ぎが悪いせいで、ミニボンに、ひとりツライ生活を強いなければならない。

こんな凡でしかいられなかったことで、ミニボンに悲しい生活をさせてしまう。
「ごめんね」という言葉が、「ありがとう」という言葉を、消し去ってしまうんだ。

とはいうものの、まだまだ凡もミニボンも死にたくはない。
なのだけれど、こればかりは、神様に任せるしかないのである。

凡は、中島みゆきさんの「誕生」という曲が好きです。
特に、2番だ。

♪♪ 忘れない言葉はだれでもひとつ たとえサヨナラでも愛してる意味 ♪♪
大切な人との別れは、仕方のないことなのだろうけれどね。

ミニボンの母親が亡くなって、その生きて来た証というのは、どこにあるのだろう。
おそらく、今生きている人、つまり凡やミニボンが、彼女の表情や声や、そんなことを覚えているということなのだろう。
凡もミニボンも、思いだすことが出来る。
そして、懐かしく思う。

でも、凡もミニボンも死んでしまったら、どうなのだろう。
彼女を知る最後の1人が死んだら、彼女の生きて来た証は、サラサラと崩れていって、やがて風に吹かれて知らない土地に飛ばされていってしまうのだろう。
その飛ばされた1粒に気が付くものは誰もいない。
ただ、清々しい1粒に変わってしまっているような気がする。

或いは、人は、この世の他に、あの世があって、死んでしまっても、同じような世界で生き続けているのかもしれない。
幽霊が住む世界。
肉体の無い幽霊だから、移動だって瞬時にできるし、身体が痛いということもない。
ひょっとしたら、そっちの世界の方が、実はイキイキとして楽しいのかもしれないな。

とはいうものの、折角、この世に生まれて来たのだから、もう少し、この世で遊んでみたい。
なので、神様!
まだ、凡とミニボンを、幽霊の世界に連れて行かないでね。
ね、神様、お願いしたよ。

IMG_0913.JPG(旅の始めのうちは、酢こんぶを窓際において写真などを撮っていたんだよね。のんきにね。)
ご めんなさい。
(ぺこり)

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買っていただいた方には、
本当に、お礼を申し上げます。
ありがとうございました。



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この記事へのコメント

yukemuri
2020年04月13日 22:12
義理のお母さんが亡くなられたとの事ですが、ご自宅で急にだったようですね
おいくつだったのか分かりませんが、昨日までお元気だったのに突然倒れられたとはさぞビックリされた事でしょう
謹んでお悔やみ申し上げます

いつか自分にもそう言う時が必ず来ると思いますが、やはり同じく子供がいないのでどうなるんだろう考える事が有ります
考えるとちょっと寂しくなるので考えないようにすると言うか、その事から逃げると言うか、結局は深く考えないようにしています
だからこそ生きている今を大切にし、できる限り楽しんだり旅をしたりするのが良いのかと思ったりもします
平 凡蔵。
2020年04月14日 08:10
ありがとう、yukemuriさん。
奥さんの母親は、たぶん、そんなに苦しまなかっただろうと思うので、仕方なかったと思っています。

私も、子供がいない分、まあ、気楽にやってます。
んでもって、とりあえず、死んだら、誰でも骨を預かってくれるお寺があるので、そこに納めようと、奥さんと話してるんですよ。
それだけ決めておけば、死んでも安心だしね。
にぶちん
2020年04月17日 19:06
こんばんわ。

約2か月も更新無かったので、何があったんだろうか・・・・と思ったら、このようなことでしたか・・・・

まずはお悔やみ申し上げます。

無理のない範囲でブログの更新待っております・・・・・

落ち着いたときに構わないので、羽田→伊丹 プレミアムクラスの記事に返信いただけると幸いです・・・・
平 凡蔵。
2020年04月18日 15:08
ありがとう、にぶちんさん。
コメントに気が付かず、ゴメンナサイ。
と、コメントを探しているのですが、いつのところに書いていただいているのか、ちょっと不明で、まだコメントできていません。
2月22日の伊丹―新潟ではないですよね。
羽田―伊丹ですよね。
マイページのコメント欄にも出ていなくて。
(こっちのページにコメント返信しようと思ったのですが、間違って、前のページのコメント欄にも同じ文章アップしてしまいました。)

ごめんなさい。
(ぺこり)

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