散散歩歩。(1002)青春18きっぷで、百閒さんと、みゆきさんに似た人、に出会う旅。(2)

8月14日(金曜日)。
青春18きっぷで、岡山に来ている。
今日は、暑い中、内田百閒さんのお墓や、吉備路文学館を訪れて、充実した1日だった。

さて、今は、16時半である。
実は、凡は、密かに計画していることがある。
ツイッターをしている人の情報なのであるが、倉敷に、中島みゆきさんに似た人がやっている居酒屋があるという。

今まで、2回ほどトライをしたが、時間が間に合わなかったのと、定休日だったのである。
今回は、3回目のトライだ。

先に、営業しているか、電話で確認してみよう。
歩きながら、電話をした。

すると、果たして、女性の声がして、ドキリとする。
んでもって、営業しているかを聞いたら、しているというのだ。
しかも、17時オープンだという。

ネットの情報では、18時からとなっていたので、まだ余裕があると思っていたのですが、それなら、すぐに行かなくちゃだ。

目の前に停まった路面電車に飛び乗って、岡山駅まで行って、すぐに、JRに乗り込んで、倉敷に向かう。

それにしても、もっと緊張するかと思ったが、どうにも、楽しい。
早く倉敷に着いてくれと思いながら、列車に揺られていた。

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列車の中でも、ネットで調べると、似ていると書かれた記事も見つかった。
期待が膨らむ凡である。

んでもって、倉敷の駅からは、歩いても行けるのだけれど、今の時期は、無理だ。
しかし、バスと言っても本数が少ないという。
なので、申し訳ないが、タクシーで向かった。

そして、店の前に到着。
「かもめ」さん。
以前に、定休日に店の前まで来たことがあるので、外観は、見知ったお店である。

IMG_2780.JPG

入口の戸を開けて入ると、右端の厨房の近くに、お姉さんが座っていた。
凡は、さっき電話したものだと告げる。

そして、お姉さんの目の前に座った。
目の前には、ツイッターの人に貰った画像の、そのままのお姉さんがいる。
どうにも、不思議な感じだ。

そんでもって、お姉さんが、みゆきさんに似ていると聞いたので、それでやってきたということを話した。
それで、「みゆきさんに似ていると言われますか。」と聞いたら、「前は、髪を長くしてたから。」みたいなことを言った。

否定しないのね。
みゆきさんに似ていると言われることを否定しないのね。

IMG_2779.JPG

そんな話をして、まずは、生ビール。
暑いので、冷たいビールが美味しい。

それに、ちゃんと機械の掃除をされているなと感じた。
生ビールは、どこで飲んでも同じだと思われる人もいるかもしれないが、生ビールで1番大切なのは、サーバーの掃除だ。
あれを、ちゃんとやっていないお店は、ビールが美味しくない。

この1杯の生ビールで、このお店の丁寧さを知ったような気がした。

それにしても、目の前には、お姉さんがいるのである。
そのお姉さんは、お話をしていて、実に、気持ちの良い人なんだな。
気負ったところもなく、押し付けもなく、ほったらかされもせず、兎に角ね、カウンターに座っていて、お姉さんを見ていると、ずっと、ここに居たいと思わせるような人なんだ。
居心地が良いのである。

お姉さんも自然体なら、凡も自然体でいられる。
1杯目はすぐに飲み干して、2杯目をもらう。

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さて、折角だから、おでんを頂こう。
適当に盛ってもらうようにお願いをしたら、レースの暖簾の奥のキッチンで、ゴソゴソと作り置きしたおでんをチンしているのか、そんな感じだ。
ああ、いい感じじゃない。

女の人がね、あ、それはミニボンじゃなくてね、その、女の人がね、凡の為に、キッチンで料理をしてくれている、その姿を、それも正面からじゃなくて、後姿とか、横からとかね、見るのって、凡じゃなくても、どうにも、男心をくすぐるものがあるよね。

ミニボンじゃなくてというのは、奥さんじゃなくてという意味だ。
ちょっと、イケナイ雰囲気でさ。

否、そんなイケナイ雰囲気じゃなくても良いんだ。
友人とか、或いは、同僚とか、まったく普段は、そんなことを考えたこともない関係でも良いんだ。
女の人が、料理を作ってくれるってのは、ドキリとさせるものがある。

とはいうものの、お姉さんにしてみれば、仕事でやっているわけだから、凡のこんなフシダラな気持ちは知らないのである。

んでもって、目の前に置かれたおでんは、味も沁みていて、凡好みだ。

暫くいると、年配の男性が入ってきた。
常連のようである。

瓶ビールを注文して、お姉さんに1杯注いだ。
常連さんならばこその行為ではあるが、凡にはこういう芸当はできない。

年配の男性は、優しそうな人で、料理を1品頼んで、テレビを見ながら、ゆっくりやっている。
少しお話をさせていただくと、今は、独身で、でも、料理はやらないと言う。
でも、お弁当は、同じようなものだし、やっぱり食べ飽きてくるんだろうね。
だから、ここに、美味しい料理を食べにくるそうだ。

解る気がした。
男性は、途中で焼酎に切り替えた。
見ると、注文をした1品を大切にして、お酒を、ゆっくり飲んでいる。
その姿が、いかにも幸せそうだ。

たぶんだけれど、年金暮らしだろう。
日ごろは節約して暮らして、それで夕方になると、ちょっと贅沢をして、お酒を飲みにお店にやってくる。

美味しい料理と、お酒と、テレビを見ながら、優しいお姉さんと、お話をする。
凡も、もし、そんな年になって、ひとり身になったら、そんな生活も悪くないなと思った。

と、急に、ミニボンを殺してしまったが、そんな状況になったとして、この店は倉敷にある。
そう来れるものではないのでは、あるのであります。

暫くすると、女性のお客さんが、野菜を持って来たり、その旦那さんが、立ち寄って、ビールを飲んだりと、なかなか人気のあるお店だ。
というか、このお姉さんがいるから、みんなくるのだろうな。

さて、凡はと言うと、次のアテを頼んだ。
イカの茹でたものだ。
お姉さんのオススメだもの、美味しいに決まっている。

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さて、ここで、肝心のお姉さんだ。
みゆきさんに似ているかと問われたなら、凡は似ていないと答えるだろう。

この辺りは、他の人の意見も聞いてみたいところだが、そんな印象を感じた。

しかし、これは、お姉さんを否定している訳じゃない。
むしろ、似ていないことが楽しかった。
みゆきさんに似た人と出会えたことよりも、目の前にしてビールを飲んで、楽しくて、そして、長居をしたいと思う人に出会えたことの方が、1番の今日のオマケだろうと思う。

みゆきさんに似た人じゃないけれど、素敵な人であります。
んでもって、記念に写真をお願いしたが、写真はダメだという。
でも、スノーというスマホのアプリなら良いという。
なので、ツーショットで撮ってもらった。

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とはいうものの、お姉さんは、写真はダメで、スノーなら良いというけれども、凡にしてみれば、スノーの写真よりも、普通の写真のお姉さんの方が、素敵だと思うんだけどなあ。

そういえば、途中で、キッチンのレースの暖簾の向こうに、息子さんだろうか、高校生か大学生ぐらいの男の子の姿が見えた。
置かれている食器を、ササッと洗っていたようでもある。
きっと親思いの男の子なんだろうな。

ああ、そうなんだと思った。
こんな場合、お姉さんが、独身であってくれればなあ、と思うのは、凡の我儘だろう。
否、少しばかり、妄想の世界に浸りたかっただけだ。

とはいうものの、そんなことを含めてのお店の雰囲気だ。
地元の人が通うのは、それを含めて、良い店だからだろう。
凡のように、スケベゴコロでもって来る人は、ここにはいないのである。

さて、そろそろ時間を気にしなければいけない。
帰路の列車は、倉敷を19時31分で考えている。
お姉さんに、バスの時間を調べて貰った。

さて、あと少しの時間、もう1品食べたい。
おつまみ3種を頼んだ。
お姉さんは、大阪から来たというので、1種追加してくれたのも、ちょっと嬉しい。

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そのおつまみは、手作りで、これまたお酒に合うものばかりだ。
最後の、生ビールを頼んで、急いで、食べて飲んだ。
気分が良くって、ビールも、ひょっとしたら6杯ぐらい飲んじゃったかもだ。

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急いで、店を出てバス停に向かった。
少し遅れて、バスが到着。

JR倉敷駅から、予定より1本早い、1922発の岡山駅行きに乗り込む。
岡山 → 姫路
姫路で、13分の乗り換え時間があったので、急いで、まねきの駅そばを食べた。
少し、お腹も温まって、これが今日のシメである。

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今日は、やっぱり倉敷に行って良かった。
素敵なお店を見つけました。
料理は、どれも手作りで美味しく、お姉さんは、話をしていて楽しい。
また、冬の青春18きっぷの時に、再訪しよう。

それにしてもと、列車の中で考えていた。
凡は、これからも、みゆきさんに似ている人を、探し続けるのだろうか。

みゆきさんに似ている人と言っても、そこはやっぱり、みゆきさんじゃない。
本物が良いに決まっている。
とはいうものの、みゆきさんに会えないんだから、みゆきさんに似た人でも良いのかもしれない。

顔はもう、みゆきさんにそっくりなんだ。
でも、性格は悪い。

、、、それは、ちょっと付き合えないかもしれない。
とはいうものの、みゆきさんに似ている人で、悪い性格の人は、想像できないんだな。
きっと良い人であるはずなんだ。

それでもって、話し方も、あのラジオのような、そんな話し方をするんだな。
とはいうものの、才能はゼロなんだな。
というか、みゆきさんの音楽の才能は、誰にも真似ができるものではない。
なので、そこは、どうだって構わない。
兎に角、顔がそっくりで、話し方もそっくりで、性格も良い。

凡は、好きになってしまうかもしれないな。

しかし、その人にしてみれば、いつだって、みゆきさんの替え玉な訳で、気分の良い話ではないだろう。
どっちにしたって、みゆきさんに似ている人と、お付合いできる確率はゼロに違いない。

とはいうものの、探してしまうんだな。
みゆきさんに似た人を。
どうしようもない病であります。

んでもって、今回の倉敷の居酒屋「かもめ」さんのお姉さんは、みゆきさんに似てはいないと思うが、お姉さん自体が魅力的で、或いは、凡は、好きになってしまったのかもしれない。
否、そんなイヤラシイ意味の好きじゃなくてね。

それに、何より料理も美味しいのが、魅力的だ。
しかも、値段設定が安い。
また行きたいお店であります。

姫路 → 大阪 → 京橋 → 京阪の門真市駅。
青春18きっぷの4つ目のスタンプの旅の終了であります。
ご めんなさい。
(ぺこり)

各記事の下部にあります
アマゾンの「キンドル版 凡蔵。おすすめ選書」ですが、
現在、リンクは中止しております。

「悩み多きブッダたち」

「アルカディアのレフュジー」
(中島みゆきさんの影をさがして)

は、販売中止しました。

買っていただいた方には、
本当に、お礼を申し上げます。
ありがとうございました。



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(ぺこり)

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