散散歩歩。(1024)釧路で気まま旅。(2)

10月26日(月曜日)。
釧路に到着して、駅前を少し歩いて、観光案内所で聞いた米町公園に行ってみようと思うが、その前に、ホテルにチェックインしよう。

港文館のお姉さんとお別れして、まずは駅に戻る。
コインロッカーから荷物を取って、また繁華街の方に歩いていく。
ホテルは、繁華街の中にある。

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今日のホテルは、「ホテルWBF釧路」さんだ。
1泊2日朝食付きで、8295円。
それに、「秋冬の釧路ステイにはコレ!」というキャンペーンで、300円引き。
それと、ゴーツーキャンペーンで、2798円引き。
差し引き、税込み 5197円。
それに、ゴーツートラベルの1000円分のクーポンが付く。

フロントの男性は、親切で、雰囲気も柔らかく、好印象だ。
夕食のオススメを聞いたら、港文館で教えて貰ったお店と同じ「はたご家」がオススメだという。
それで、500円の値引き券も貰った。
ということは、今日の夕食は、はたご家さんで決まりだな。

部屋は、清潔感もあって、なかなか良い。
バストイレも狭いながらも使いやすい。
エアコンのスイッチを入れたら暖房だった。
さすが、北海道。
このホテルにして良かったと感じた。

さあ、急がなくちゃ。
もう日が暮れてしまう。
ホテルを出て、急ぎ足で、米町公園まで、坂になった道をあがっていく。

IMG_4211.JPG(急がないと、日が暮れ始めている)

もうそろそろかなと思ったら灯台が見えて公園に着いた。
それほど高くない丘だが、港や町が見渡せる。
遠くに阿寒の2つの山が見えた。

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灯台には、年配の男の人が大きなカメラを設置して夕日を撮ろうとしている。
凡も、アイフォンで、その瞬間を待った。
16時25分頃か、一瞬、夕日が沈みかけるというか、水平線近くにある雲のようにみえる影にスッと消えて行った。
その後は、まだ暗くもならずに、明るいままの時間が残っている。
写真で見るような真っ赤な夕日というものではなかったが、気持ちの良い風景が広がっていた。

空を見ると、黒い雲が渦を巻くように海の上に、不思議なぐらい重量感を感じさせずに浮かんでいる。
遠くの1か所で、雲が崩れかけて下界に落ちているように見えるところがあった。
あそこは、雨だね。

ああ、気持ちの良い時間だ。
そうだ、日の暮れてしまわない間に、厳島神社にお参りに行こう。
公園の後ろに下りて、どこかなと思ったら、もうすぐそこに神社があった。

神社の反対側を見ると、参道は、石段じゃなくて砂利道だ。
その風景が夕暮れの優しい時間と相まって、どうにも落ち着く風景である。

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神社は、拝殿の前に扉があって、そこを開けてお参りをする。
冬の雪対策なのだろうか。

境内は、サラリとして何もないという静かな波動に満ちている気がしたが、もちろん、凡には、そんな霊感のようなものはないので、でも、そう感じたんだな。
とても安らぐ空間だった。

何があるということもない、ただ静かな空間がある。
そんな場所を、お姉さんの個人的なオススメだと教えてくれたのは、本当に良かった。
お姉さんの好きな場所。
なんだか、いいなあ。

さて、そろそろ夕食のお店に向かおう。
山を下りて行って、繁華街に戻って、お目当ての「はたご家」さんに入る。
外観は、何か派手なビルの2階にある。

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中に入ると、靴を脱いで、半円形のカウンターに案内される。
カウンターは、高、低、高と、高さが3段階に分かれていて、その間は仕切られている。
その1つの仕切りには、7人座れるのだけれど、コロナ対策で、凡のカウンターは、凡と、後で来た男性の人だけだった。

釧路は、炉端焼きが有名だそうだ。
炉端焼きと言うと、土間にカウンターがあって、真ん中に囲炉裏というか、焼く場所があって、そこで焼いた料理を、柄の長い杓文字のような棒でもって、お客さんに料理を渡すというイメージだが、このお店は違う。

ちょっと洒落た感じで、目の前に厨房のようなところはあるのだけれど、カウンターの前の壁が高くて、座ったままでは、焼くところなどは見えない。
カンターの他には、半個室というか、独立した感じのテーブルがいくつもあった。

凡は、低いカウンターに座っているのだけれど、1段高い左側には、若い男性が1人で飲んでいる。
IT関係か、そんなオジャレな感じの人だ。

右のカウンターには、商社マンという感じの人が接待で来ているんだろうなという男性の2人組。

それぞれ、独立したカウンターなので、気楽というか寂しいというか。

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さあ、美味しい釧路の夕食を頂きましょう。
まずは、メニューでオススメと書かれている花咲蟹の半身を注文しよう。
花咲蟹なんて、食べたことない。
しかも、半身だ。
遠い北海道のね、釧路にいるんだよ。
これぐらいの贅沢は、折角の事だからやっても許されるよね。
しかも、980円とお手ごろだ。

それと、真イカの刺身と、焼き牡蠣。
お姉さんに聞いたら、北海道は、鳥の唐揚げ「ざんぎ」が有名で、このお店でも人気だという。
そのお店のオリジナルのタレの掛かった「ザンタレ」を注文。

まずは、サッポロクラシックの生ビールを喉に流し込んで、料理を待つ。
待つ間に、メニューを見ていると、花咲蟹の説明に、「プリップリの花咲蟹は、みずみずしく甘みがあります」と書かれている。
楽しみである。

「幻の蟹と呼ばれる『花咲蟹』を是非ご賞味ください」とある。
幻かあ、、、何とも贅沢だ。
いざ、幻を食うぞ。

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そんでもって、サーブされた花咲蟹。
見た目は、如何にも豪華である。
花が咲いたように見える赤い蟹は、どうにもテンションが上がるじゃないですか。

まずは、脚の肉を蟹スプーンで掬って口に入れる。
、、、カシカシ。
プリップリの筈が、カッシカシなのである。

水分が全くなく、硬くて、甘みもない。
味に鈍感な凡でも、冷凍であることが分かる。
それだけじゃない。
冷凍は、冷凍でも、解凍に失敗したもので、身から水分と旨味が逃げてしまった、やせ細った繊維だけの情けない食べ物だった。

帰ってから調べたら、花咲蟹の旬は、3月ごろから9月ごろだそうで、凡の行った10月の終わりは、もう旬が過ぎてしまっている時期だそうだ。
なので、食通と言われる人が聞いたら、食材の旬を知らない凡の無知を責めるべきだと言われるかもしれない。
でも、メニューで大々的に謳ってるんだもの。
知らない人にとっちゃ、旬だと思うよね。
それとも、やっぱり凡が無知なのかな。

ということで、この時は、そんなことも知らずに、蟹を食べるのもそこそこに、ビールを流し込んで、つぎの料理を待ったのでありました。

んでもって、真イカの刺身、焼き牡蠣2個、ザンタレ、本日の煮魚は、どれも美味しかったです。

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熱燗も1本頂いて、さて、このあとどうしようかと思っていると、隣の1段高いカウンターに、60才ぐらいだろうか、東京から来たという女性が1人現れた。
やや派手目の格好で、来た途端から騒がしい。

かなり上から目線の話っぷりと、大きな声で話すので、どうしても店員との会話が耳に入ってくる。

なんでも、このお店は、予約して18時までに入ると半額になるメニューが、いくつかある。
女性は、その時間に30分以上遅れて入って来て、それを適用しろというのだ。
店員が、まごついていると、「店長を呼んで、店長を。」と言った。

その店長が到着すると、何かクーポンのようなものを見せて、たぶん、3300円だったか、そんな金額だったが、「このクーポンを使いたいのよ。ちょうど、この金額になるように、メニューを選んで。」と言った。

すごい、すごいぞ。
自分が時間を遅れてやってきて、半額にしろとか、クーポンだけを使って、一銭も払いませんよっていう言い分。
よく、平気で、そんな主張を言えたものである。

んでもって、スタッフに、お茶を持ってこいと言ったのだが、すぐに持ってきたら、「お茶は、あとで持って来てといったでしょ。」と、そんな怒らなくてもというぐらいに、叱責している。
凡は、聞いていたが、後でなんて、言ってなかったよ。

それだけでは済まなくて、後で来た店長に、「あの子、後でお茶を持って来てと言ったのに、すぐに持って来たのよ。ちゃんと注意しといて。」なんて、言い出す始末。

さらにさらに、厨房や、サーブのスタッフを捕まえては、「東京では、どーのこーの。」と、自分の話を延々続ける。
こんな女性のことだから、スタッフも大人しく聞くしかなく、その間、仕事はストップ。

これは、堪らない。
甲高い大きな声だから、聞きたくなくても、聞こえてくる。

これから、何を食べようかと思っていたのに、これじゃ、食べる気がしない。
凡の隣の、その東京から来た女性と同じカウンターの若い男性は、早々と、退散していった。
そりゃそうだよね。
隣に、そんな人がいたら、飲んでられないよね。

凡も、どうも嫌になって、店を出た。
料理と、ビール3杯、お酒1合で、5786円。

さて、それなら、折角だから、お姉さんにオススメしていただいた、つぶ貝のお店に行ってみよう。
「かど家」さん。

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ちょうど、つぶ貝を焼く目の前に座ることが出来た。
目の前で焼かれるのを見るのは、楽しいものね。

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まずは、ビールとつぶ焼き。
つぶ焼きは、5つがセットになって、木の専用の板に乗って出てくる。
大きい小さいがあるが、店主は、なるべく、その比率がみんな同じようになるように、選んで乗せているようだ。

さて、つぶ焼き。
お酒のアテには、もってこいの一品だ。
焼きとあるので、香ばしいのかなと思ったら、たっぷりの出汁を貝に注ぐので、焼くというよりは、貝殻の中で煮ると言った方が、たぶん、料理の味を表していると思う。
つぶ貝の煮物っていうのかな、そんな味だ。

貝を取り出す時に、途中で切れてしまったら、店主がお姉さんに言って、凡の途中から切れた先っちょを取り出してくれた。
木の板に、貝を持って、コンと勢いよく叩きつけたら、ポロリと出て来た。
なるほどね。

さて、もう1枚頼むかと思ったのだけれど、ラーメンも人気のようだ。
殆どの人が、頼んでいる。
それなら、ラーメンにしよう。

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ラーメンの汁を1口啜ると、やや癖のある香かなと思ったが、濃いめの醤油味のスープなので、飲んでいるうちに、癖のある香も分からなくなった。
スープがたっぷりなのが、うれしい。

名物つぶ焼き900円、名代ラーメン700円だった。
これで、港文館のお姉さんのオススメのお店を2軒回ったぞ。
と、すっかりお姉さんの言うままに行動しているのである。

お店を出て、気分も良くって、まだまだ釧路の夜を感じていたいので、駅まで歩いてみたり、幣舞橋の下に下りてみたりして、ふらふらと、歩き回る。
んでもって、コンビニで、水とパン(まだ食べるんかい)と買って、ホテルに戻る。
2030頃だろうか、凡にしては早く帰ってきたものだ。

無料のコーヒーを部屋で飲みながら、今日1日、思ったより楽しかったことを振り返っていた。
明日は、どうしようかな。

根室へ行って、納沙布岬まで行ってみようか。
でも、1日がかりだろう。

それとも、阿寒湖に行くか。
これもまたバスの便が少なく、朝出て、夜帰ってくるというパターンだ。
それなら、阿寒湖に泊まるか。
でも、阿寒湖は学生時代に行ったことがある。

それと、ちょっと気になっている場所があった。
北斗遺跡だ。
縄文時代の遺跡がある。

それと、旅行と食べることを中心にブログを書かれているyukemuriさんという方の釧路のブログを思い出した。
厚岸に、牡蠣を食べに行っている。
コンキリエという施設だ。

そんなことを考えて、決めた予定は、朝から北斗遺跡に行って、釧路駅まで帰って来て、JRで厚岸まで行って、牡蠣を食べて、また釧路駅まで戻ってくるというものだ。
よし、これにしよう。

となると、明日も釧路市に泊まることになる。
ネットで、ホテルを検索したら、昨日までは、沢山ヒットしたのに、3軒しか出てこなかった。
或いは、夜中のシステム整備のために、検索できなくなっているのだろうか。
でも、本当に無かったら困るので、兎に角、1軒予約を入れた。

歩き回ったせいか、飲み過ぎか、少し体がダルイ。
ベッドで、あまり眠れず、それでもウトウトしだしたら、12時過ぎに、隣の部屋から、「オエー。」という声が聞こえて来た。
彼もまた、釧路が心地良くて、飲み過ぎたんだろうな。
ご めんなさい。
(ぺこり)

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この記事へのコメント

yukemuri
2020年11月08日 23:17
お~、釧路の夕日はキレイですね!
自分は何度か釧路に行っていますが、一度も見た事ありません
見てみたいなぁ~
居酒屋さんの花咲ガニはイマイチだったようですね
年中カニを扱っているはずなのに、解凍に失敗するとはいけませんね
パサパサのカニは美味しくないですからね
残念でしたね
途中で登場したおばさんですが、かなり横柄と言うか自分勝手な人ですね
こんなのがそばに居たら美味しい物も不味くなっちゃいますよね
2軒目の焼きつぶ貝、これはなかなか美味しそうですね
香ばしい香りが漂ってくるようですよ
釧路ラーメンもおいしそうだなぁ~
平 凡蔵。
2020年11月12日 07:54
yukemuriさんは、釧路には牡蠣を食べるだけに行かれたりしてますもんね。
そんなブログを拝見して、私も行ってきましたよ。
厚岸のコンキリエ。
平日の中途半端な時間帯と言う事もあって、貸し切り状態でした。
その分、スタッフも親切に対応してくれた気がします。
色々、食材を見て選べるのが、楽しいですね。
釧路は、行ってみて、また行きたくなるところですよね。
今度は、根室まで足を延ばしたいです。
平 凡蔵。
2020年11月12日 07:59
ススキが、ちょうと良い加減で、綺麗ですね。
志那そばは、美味しそうなスープの色をしてますね。
このお店なら、醤油も、きっと美味しいだろうな。
朝食は、これだけあれば、充分ですよー。
もっと、贅沢な朝食だったら、食べ過ぎて、お昼ご飯が食べれませんもんね。
平 凡蔵。
2020年11月12日 08:02
訂正
ちょうど真上のコメントは、yukemuriさんのブログに対して書いたつもりが、凡のコメントに書いてしまいました。
ごめんなさい。
(ぺこり)

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