散散歩歩。(1095)東京だよ、みゆきさーん。青春18きっぷの旅。(1)

青春18きっぷの時期がやってきましたね。
ということは、やっぱり、JRに乗らなきゃいけないでしょう。

12月13日(月曜日)と14日(火曜日)の2日間の旅であります。
少しばかり、前の旅のレポートを今頃書いております。

さて、どこへ行こうかと思案をするも、これだという目的が無いので、あっちもいいし、こっちもいいしと、決められずにいた。

でも、凡には、ある喪失感とでも表現しないと説明できない寂しさがあって、それを、ほんの少しだけでも埋めてくれる場所がある。
そうだ、ただただ、電車に乗って、東へ向かおう。
そう、東京へ。

みゆきさんの住む街、東京。
みゆきさんのラストツアーがコロナで中断されてから、もうすぐ2年になる。
その間、みゆきさんの声も聞くことが出来ず、顔を見ることも叶わず、寂しくてやりきれない。
なので、東京へ行こうと思った。

勿論、東京で、みゆきさんを追っかけたりはしない。
だって、もし出会ったなら、心臓が破裂してしまうだろう。
こんな凡でも、まだ生きていたいのである。

でも、ただ、東京という街にいるだけで、みゆきさんに、少しだけ近づいた気になれる。
ひょっとしたら、少しだけ、ほんの少しだけ、みゆきさんロスが癒されるかもしれない。

ということで、13日(月曜日)の5時過ぎに自宅を出発。
5時半ごろ、京橋駅で入鋏。

大阪で、何か食べるものをと思ったが、まだ店は開いていない。
なので、そのまま大阪から、0633発の新快速に乗り込んだ。
車内は、立つ人も満員で、これが彦根辺りまで続いた。
0801米原着。

そのまま、0803発の大垣行きの普通に乗り替える。
車内アナウンスもあったが、車内の空気の循環を優先しているとのことで、エアコンの吹き出し口から、勢いよく風が吹き出している。
その風が寒いのなんのって、それが温風なら解るけれども、暖房も入れずに送風だけなんて、寒いのもそうだけれど、風が身体に当たるのが、ツライ。
ずっと、パーカーのフードを被って耐えていた。

しかし、凡という人間は、身体的苦痛には、つくづく弱いなと思うね。
ちょっとシンドイだけで、もう、ダメになっちゃう。

もし、隣の席にみゆきさんが座ってたら、凡のパーカーを脱いで、みゆきさんに掛けてあげることが出来ただろうか。
いや、そりゃ、みゆきさんになら、たとえ凡が裸になってでも、みゆきさんに暖かい思いをさせてあげたいと思うだろう。
んでもって、実際にそうすることが出来るに違いない。

でも、これが八甲田山なら、どうだ。
死の彷徨じゃないけれどさ、極寒の八甲田山中で、凡とみゆきさんの2人が取り残されてしまう。
もちろん、凡は、みゆきさんに、着ていたコートを掛けてあげるだろう。
もう、凡は寒くて仕方がない。
でも、これに耐えることが、みゆきさんへの愛の証明なのだ。

でも、みゆきさんは言うかもしれない。
「凡ちゃん、まだ寒いよ。」

これは、ツライ言葉だ。
でも、ここでみゆきさんに寒い思いをさせたんじゃ、凡の愛が泣くというものだ。

「みゆきさん、これも着てよ。」
そういって、セーターをみゆきさんに着せてあげるね。

でも、雪は止まない。
もう凡は、寒さで唇も真っ青で、ガタガタ震えっぱなしだ。

「あーん。もう、みゆきダメ。寒いよ。ねえ、凡ちゃん、寒いよ。ねえ、どうしたらいい?ねえ、みゆき、どうしたらいい?」
なんて、みゆきさんに切ない声だされちゃ、もう仕方がない。

「はい。これシャツ、これズボン、これパンツ、、、。」なんて、全部みゆきさんに着せてあげるに違いない。
凡は、真っ裸になって、みゆきさんと雪の中に座っている。

すると、ふとみゆきさんが、凡に向かって真顔で聞いた。
「ねえ、凡ちゃん、こんな雪の中で、裸になって、大丈夫なの?こんな雪降ってて、寒くないって変だよ。」

いやいや、あんただよ、あんたが寒いっていうからだよ、全然、大丈夫じゃないよ、寒いに決まってるでしょ、と内心少しだけ、ほんのちょっとだけ思うかもしれないが、凡は、何しろみゆきさんに恋してるからね。

「うん。大丈夫だよ。」なんてことを言っちゃうだろう。
そういう凡の意識は、だんだん薄れていく。

そんな薄れゆく意識の中で、みゆきさんの声が聞こえた。
「解ってる。みゆきの為に、服脱いでくれたんでしょ。あたしを助けるために。あのねえ、もし凡ちゃんが死んだら、あたし凡ちゃんの為に、曲を作るね。凡ちゃんの愛に捧げる歌。」
ああ、みゆきさんが、凡の為に曲を書いてくれる。

となりで、その曲作りを始めるみゆきさん。
♪♪ ぼーん、凡、凡、死んじゃった。雪の山で死んじゃった~ ♪♪
曲作りに集中するみゆきさんの横で、静かに息を引き取る凡。
でも、みゆきさんは、曲が出来る3時間の間、もう凡を見ることはなかった。

って、またや、また妄想なのに、悲しい結末になってしまったよー。

大垣行きの普通電車の暖房もない寒い送風のせいで、もうすっかり身体が冷えてしまって、豊橋駅に着。
そういえば、まだ今日は、何も食べていないので、駅でいなり寿司を購入。

そして、豊橋駅で、浜松駅行きに乗り替える。
この電車は、クロスシートだったので、いなり寿司を食べるには、ちょうど良かった。
豊橋のいなり寿司は、お揚げさんは、しっかりと甘く、歯ごたえもあり、ごはんも硬めの昔風でありました。

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浜松駅では、一旦改札口を出て、トイレ休憩。
1127発の興津行きの普通に乗り込む。
1259興津着。

1311興津発の熱海行きに乗る。
この列車は、後から来たのだけれど、興津からの始発ではなかったので、乗り込むと、結構混んでいる。
この辺り、時刻表で調べて乗っていたら、もっと手前の駅の始発の駅で乗り換えをしていただろう。
でも、今回は、ほとんど考えることなく、東へ東へと向かったので、こういうこともあるだろう。

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天気も良く、富士山が美しい。
アイフォンで写真を撮りたいのだけれど、車内が混んでいて、動けない。
なんとか、人の間の空間を見つけて写メを撮った。

1421熱海着。
ここで、アナウンスが入る。
なんでも、横浜辺りで人身事故があって、ダイヤが遅れているという。
ちょっとだけ、改札を出て、駅のそばとか食べても良いかと思っていたが、どれだけ遅れるか分からないので、パンとコーヒーを買って、ホームで食べた。

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それで、少し遅れて来た電車に乗り込んだ。
籠原行き。
この電車も、なかなか混んでいる。

熱海を過ぎると、右側に海が見える。
何度も、この路線には乗っているのだけれど、こんなにしっかりと海が見えたのかと思う。
不思議な気持ちだった。

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そして、最終目的地の東京に、18時半ごろだったか、ようやく着いた。
東京だよー。
と、叫びたい気持ちだ。
普通の凡なら、途中下車などしたいところだけれど、今回は、トイレ休憩しただけで、改札を出ることなく、ただただ、来た電車に乗ってやってきたんだ。
さて、ホテルに向かおう。

秋葉原まで移動して、地下鉄に乗る。
車内で、ふと吊り広告をみると、ドキリとした。
「ものみゆさん くーぽん」という広告の文字にドキリとしたのである。

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この文字の「みゆさん」という部分に、「みゆきさん」を見た気がしたのだ。
ああ、みゆきさんロスも、ここまで来たか。
「さん」は敬称だから、実際は、「みゆ」しか共通点はないんだよね。
そのうちに、「み」だけで反応するようになるのかもしれないな。

もうね、「みずほ銀行」なんて看板みたら、その「み」という文字に、胸がキュンとなる訳だ。
「みかん」なんて見たら、「あーん。」なんて色っぽい声出しちゃうね。
んでもって、「みみず」にまで、ドキリとしちゃう。

いよいよ、病が酷くなったら、もう「み」という平仮名じゃなくても、「あーん。」となっちゃうかもだ。
ただ、「み」という響きだけで「あーん。」だよ。

「ミニスカート」に「あーん。」
「水着」に「あーん。」
「密会」に「あーん。」
「淫ら」に「あーん。」
、、、ちょっと、変な方向に「あーん。」となっちゃってますが、これが、「見殺し」にまで「あーん。」となったときに、凡は、ご臨終ということになっちゃうのだろう。

それにしても、みゆきさんは、今頃、どうしてらっしゃるのかなあ。
顔が見たい、声が聞きたい、ただ、それだけなんだ。
ああ、切ない片想いであります。

ということで、地下鉄で人形町まで移動した。
本日のホテルは、ここにある。

ヴィアイン日本橋人形町。
JRグループのホテルです。

1泊2日、税込み、3500円。(500円のクーポン使用)
まさか、こんな時代というか、こんな瞬間が来るとはね。
東京で、しかも、ちゃんとしたホテルで、3500円で泊まれる日がくるなんて。

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2階のフロントで、チェックイン。
フロントは、若い外国のスタッフで、そのうちの、若い女の子が、凡がエレベーターに乗るまで、目の前でお辞儀をしてくれた。
部屋は、まだ新しく、デラックスシングルにグレードアップしてくれたので、広めなのが嬉しい。

さて、今日は、どんな晩御飯を食べようかな。
フロントで、「どこかオススメのお店」を聞いたら、地図がありますと渡してくれたコピーを見て検討しよう。

と、地図の裏の各お店の説明を見たら、抹茶スイーツのお店、たい焼きのお店、ラテアートのお店、プリンのお店、、、、勿論、うどんや洋食のお店も書いてあるけど、オススメ12軒中、スイーツが6軒だった。

ちゃうねん、ちゃうねん。
凡が、知りたいのは、居酒屋とか、そんなお店やねん。
と思ったが、外国の若いスタッフが考えて作ってくれたのかと思うと、何か微笑ましかった。

いや待てよ、こういうラインナップを載せているということは、このホテルに宿泊している人は、若い女の子ばかりである。
そう、凡は、このコピーの内容を読みたい。
或いは、素敵な出会いがあるのかもしれない。

さて、東京人形町は、どんなお店があるのかな。

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ごめんなさい。
(ぺこり)

各記事の下部にあります
アマゾンの「キンドル版 凡蔵。おすすめ選書」ですが、
現在、リンクは中止しております。

「悩み多きブッダたち」

「アルカディアのレフュジー」
(中島みゆきさんの影をさがして)

は、販売中止しました。

買っていただいた方には、
本当に、お礼を申し上げます。
ありがとうございました。