そうだ、ソウルへ行こう!(63)

毎日、晩御飯のときはビールのようなものを飲みます。

「ようなもの」とは発泡酒であったり、その他の雑種であったり、リキュールであったり近頃はビールにそっくりな飲み物が多く出回っていますが、そのビールに似たお酒のことであります。

たまに疲れたときなどは、自分へのご褒美などと独り言をいいながらビールを買ってかえることもありますが、値段のことを考えて「にたもの」になってしまうことが多い。

このビールのようなものを飲んでいると思ってもいなかった弊害が出てくることがあります。

何年か前のことです。
喉が痛かったのであります。
しかも、風邪をひいているという訳でもありません。体調は良好なのです。
しかも何日も痛みが消えません。

「あれ、おかしいな。なんやろ。」と思ってインターネットで「喉が痛い」とかを調べ始めたのであります。
そうすると症状から判断して「喉頭ガン」とか「咽頭ガン」とかの症状に当てはまるではありませんか。

凡は、病気のテレビ番組などはわざわざ録画して夜見ながら自分の健康をチェックするぐらい心配屋なのであります。
そして、テレビ番組を見た次の日は1日中自分は昨日のテレビの病気じゃないだろうかと心配しながら過ごすことになるのであります。
今回もインターネットで調べた為に、急に自分がガンになったんでは思い込み始めました。

そうなると、心配で心配でたまりません。
休みになるのを待って、大きな大学病院に診察してもらいにいきました。
待っている間も、もう落ち着きません。

すぐに入院しろといわれたら、仕事のシフトはどうしようとか、パジャマをミニボンに持って来てもらわなきゃいけないし、保険はちゃんと出るのだろうかとか、病室はきれいかなとか、横に変な人が入院してなければいいのになとか、待っている間もあれこれ心配するのに大変であります。

それで、いよいよ先生に診察してもらうときが来ました。
ファイバースコープで喉を調べてもらったりしました。

そして、先生が「夜、お酒とか飲みますか。」と聞きました。

「ビールを飲みます。」

「なるほど。」

「ビールを飲んだ後、どうしてますか。」

「はい。ごろっと横になってテレビを見ます。」

「なるほと。」
先生の中では、もう病名が判ったようです。

先生の診断は「胃液が逆流して喉がやられてますね。」というものでありました。

先生いわく、夜ビールをたくさん飲んで、すぐに横になると胃液が食道を逆流することがあるのだそうであります。
凡の場合、その胃液が喉まで逆流して喉に炎症を起こさせているそうだ。

そして先生が言いました。「もう、あまりビールを飲まないでください。」

「えーっ。そしたら、どうしたらいいんですか。」
凡は半泣きで先生に訴えました。

そうすると先生はきっぱりとこう言ったのであります。
「焼酎かウイスキーにしなさい。」

「なるほど。」
今度は、凡がなるほどと納得させられたのであります。

でも、ソウルではビールを飲まなきゃ。

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ごめんなさい。
(ぺこり)

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