そうだ、ソウルへ行こう!(142)

旅行に行くと、その土地の名物の一つぐらいは食べてみたいなと思うものです。

そして、偶然食べたものが美味しかったりすると日本に帰ってきて再現してみようとしたり、日本のどこかで手に入らないかなって探したりします。

そして、その味から更に発展させて新しい味を発明することもあるのです。

以前、ソウルに行ったときです。
たまたまどこかのフードコートでチキンライスのようなものを食べました。

チキンライスと言っても少し変わっています。
キムチが中に入っているのです。

ご飯にキムチを入れてケチャップを入れて炒めてあるのです。

キムチとケチャップなんて合うはずがありません。

ところが、一口食べたら「うまい。」って思わず叫びました。

キムチとケチャップはずごいベストマッチだったんですよ。
発見です。

そんな発見を胸に日本に帰ってきて、また食べたいなと思った瞬間、新しい味のイメージが凡の明晰な脳を横切ったのであります。

アインシュタインもきっとこんな閃きを感じて相対性理論を発見したんじゃないだろうか。
凡の場合は味の相対性理論である。

そうだ、キムチとケチャップは相性がいい。
これはソウルでの発見。

ということは、キムチとトマトは相性がいいんじゃ。
これは凡の推理だ。

ということは、キムチ鍋とトマトは相性がいいんじゃないのだろうか。
うん、これは凡の閃きなのである。

そして、実際に作ってみると、これが実に美味しいんですよ。

キムチ鍋の辛い味にトマトのさっぱりした酸味がぴったりなんです。

画像


凡の作り方は、こうです。

まず、キムチ鍋を普通より辛い目に作ります。
ぐつぐつ煮えて食べごろになってから、ミニトマトだったらヘタを取ってそのまま、大きいトマトだったら6つぐらいに切っていれてください。
大きいトマトの場合は皮を剥いたほうが美味しいかもしれません。
トマトが熱くなったら出来上がりです。
トマトの煮ぐあいはお好みです。
めちゃ、簡単。

キムチ鍋で辛くなった舌をトマトの酸味がさっぱりとさせてくれます。
なので、いくらでも食べられるんですよ。

という世紀の大発明をして、凡は密かに自宅で楽しんでいたのであります。

そしたら何と、それから数年してトマト鍋なるものが世間に流行しだしたではありませんか。

そんなものが流行してしまうと、凡の発明のトマトキムチ鍋が偽者のようになってしまうではないですか。
何かちょっと悔しい気持ちになったのであります。

今、凡がトマトを入れたキムチ鍋は美味しいって言っても、
「なあんだ、そんなこと知ってるよ。食べたことあるもん。」
なんて言われそうで、凡が人の受け売りをしているようで悔しいのであります。

「違うねん。もっと前に閃いて、もう凡の中では定番やねん。」
そういっては見たものの、誰も信用してくれません。

とはいうものの、今日紹介した「キムチトマト鍋」は、その辺で売っているトマト鍋のようにトマト味ではなく、あくまでもキムチ鍋の具なんです。

キムチ味の中のトマトなんです。

是非、一度お試しあれ。

そうだ、今度もソウルで次なる食の発見をするぞ。

"そうだ、ソウルへ行こう!(142)" へのコメントを書く

お名前
ホームページアドレス
コメント
ごめんなさい。
(ぺこり)

各記事の下部にあります
アマゾンの「キンドル版 凡蔵。おすすめ選書」ですが、
現在、リンクは中止しております。

「悩み多きブッダたち」

「アルカディアのレフュジー」
(中島みゆきさんの影をさがして)

は、販売中止しました。

買っていただいた方には、
本当に、お礼を申し上げます。
ありがとうございました。