そうだ、ソウルへ行こう!(190)台湾慕情。啓明堂のお供え物。

お参りが終わって、お姉さんの後について行くと。
そこは料理場のような場所で、シンクやテーブル、大きなガラスの扉の冷蔵庫があった。

お姉さんは、急にオレンジをサクサクサクと切り出した。
そしてピンクのプラスチックのお皿に盛ると、これまた赤いプラスチックの椅子の上に乗せて、凡に食べろと促した。

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どうして、どうしてこんなに親切にしてくれるのだろう。

そう思いながらオレンジを口に入れると、甘い。
ちょうど喉が渇いていたので、すごく美味しいのです。

すると、先に調理場にいた白髪の年配のお姉さんが、冷蔵庫からパイナップルを出してくれた。
これもまた、甘くて美味しい。

凡が喜んでいると、白髪のお姉さんは戸棚からピンクの粉を出して来てパイナップルに振りかけた。

「もう、ちょっと、そんなん日本人は振りかけへんで。」とかいうような会話を、お祈りのお姉さんと白髪のお姉さんが、笑いながらしている。

このピンクの粉は、後でスーパーで見たのですが、「梅粉」という梅干しを粉にしたようなものでした。
スイカに塩を振りかけて食べるようなものでしょうね。

美味しいフルーツを頂いていると、参拝に来たおばあさんが、突然部屋に入ってきて、凡の様子を見て、爪楊枝を食べやすいようにと持って来てくれる。

しかし、どうしてこんなにしてくれるのだろう。
おばあさんにとっても、今見た、誰とも知らない日本人に、爪楊枝を持って来てくれるし、
白髪のお姉さんも、突然入って来た凡にパイナップルを出してくれたり、ピンクの粉を振りかけてくれたり。
それよりも何よりも、お祈りをしてくれたお姉さんは、30分以上も凡の代わりにお参りをしてくれた。

しかし、ここは折角だから、その親切に甘えよう。

「お姉さーん。ごろにゃん。ごろにゃん。お膝にごろにゃん。」

とはいうものの、お姉さんは、サラサラロングヘアーの若いお姉さんではなかった。
なので、ごろにゃんは止めて、気持だけ甘えよう。

美味しい、美味しいといって食べていたら、こんどはお祈りのお姉さんが外からスポンジケーキを持って帰ってきた。

たぶん、今出してくれているフルーツや食べ物は、神様にお供えしたものでしょう。
それだけに、沢山食べたらご利益がありそうだ。

それにしても、そのケーキがまた大きいのです。
ホールの4分の1ぐらいある。
もう、お腹がいっぱいだったけど、食べた。

もう、食べられないので、お祈りのお姉さんと、白髪のお姉さんにお礼を言って帰ることにした。

受付でバッグを受け取って、心からお姉さんにお礼の挨拶をする。

「ありがとう、謝謝!」

啓明堂を後にした凡とミニボンは何故か楽しくなって笑いながら隣にある「元帝廟北極帝」まで、ブラブラ歩いて行った。
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