散散歩歩。(101)カレーにソースを掛けてもいいですか?

「カレーに何掛けて食べる?」

そんな会話を学生時代にした記憶がある。

たぶん誰でも一度は同じような会話をしたことがあるのではないだろうか。

その時は、少数派であった醤油だと宣言する友人がいたので、凡も試してみたことがある。
普通の町の食堂で出されるようなカレーには、案外合いそうな組み合わせだ。
小さな発見が嬉しかった。

でも、何と言ってもカレーにはソースです。

家でもそうだ。
出されたカレーに、まず最初にソースを回しかける。

そして、おもむろにスプーンで端っこから、ちょっとずつ混ぜながら食べるのであります。

混ぜるのは、以前「カレーのカッコイイ食べ方。」にも書いたことがあるのですが、ちょっとカッコ悪い。

でも、仕方ありません。
どうも、子供のころからの癖のようなものなのであります。

しかし問題は、「出されたカレーに、まず最初にソースを掛ける」という、
この行為自体が、カレーを作った人にとっては、嫌な行為のようでありまして、特に、今の時代の女性には、叱責されるべき行為だということのようなのであります。

とはいうものの、凡は子供のころから、ずっとカレーに最初にソースを掛けて食べていたのでありまして、凡の親も、そんな風に食べていたのであります。
勿論、凡の母親は、その行為を責めたりはしなかったですよ。
それが普通だった。

「ちゃんと美味しく味付けしているのに。」
というのが、作った人の意見なのでありましょう。

でも、「まず始めに」ソースを掛けるんですよ。
これは、凡にとってはカレーを食べる時の儀式の1つなのでありまして、決して作って頂いたカレーを否定している訳ではないのであります。

食べる前にスプーンをコップの水にちゃぷんと浸ける人がいますが、あれと意味は同じなんです。
勿論、凡はスプーンをちゃぷんとはしないのですが、ちゃぷんとする人を叱責したりなどはいたさないのであります。

この点をはっきりさせないと、呑気にカレーを食べるということが出来ません。

もし、一口味を見てから、ソースを掛けたら、どうなのですか。
こっちの方が嫌でしょう。

一口食べて、少し首を傾げて、おもむろにソースを掛ける。
もし無言で、そんなことをされたら傷つくにちがいありません。

おしゃべりな人なら尚更だ。

「あ、ごめん。このカレー美味しいよ。本当に美味しい。
それは事実なんだけど、、、ほんのちょっとね、ほんの少しだけ好みの味じゃなんだ。だからソースをちょっとだけね、ちょっとだけ掛けるね。ごめんね。」なんてぺこぺこしながら、ソースを掛けられたら、最悪でしょ。

食べ終わってから「あー、美味しかった。」って言っても、「ソースが美味しかったんでしょ。」なんて、大阪の女性だったら突っ込まれそうだ。

でも、凡は、どんなカレーにだって、味を見る前に、最初にソースを掛けるんです。

カレーの味とは関係ない。

なので、これっぽっちも、出されたカレーやカレーを作った人を否定していないのであります。

最初にソースを掛ける。
この叱責をする必要もないし、否定をする必要もない行為は、地域や年齢によってとらえ方が違うようです。

地域では、せっかちな大阪人。
年齢では、中年以上の人に、その傾向があるようであります。

そんな凡のような人は、概ねカレー以外にも、まず最初に調味料を掛けてしまうようであります。

うどんも、まず最初に七味をパッパッと振りかけちゃう。
ラーメンにも胡椒を最初にパッパッ。
チャーハンの場合は更に微妙でありまして、半分は醤油、半分はソースを、サラサラって掛けてしまう。

どうも、申し訳ないような、申し訳なくはないような次第であります。

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最近、人気ブログランキングというサイトに、アンケートを作ってアップしてみました。
一口食べる前にソースを掛けますかという内容の質問です。

一口食べる前にという質問以前に、カレーにはソースを掛けないという人が、74%もいらっしゃったことにビックリです。

そういえば、最近はカレーの専門店も増えたし、色んな味のカレーが街中でも自宅でも楽しめる時代になったからなのかな。
凡の時代カレーを外で食べるとなると、喫茶店とか学食だったもんなあ。

なのでありますが、ありますが。

こんなことを書いてきたのですが、最近はカレーでも、うどんでも、最初は2口3口そのまま食べて、それからソースや七味を掛けて食べるという行為も、実はやっているのであります。

とはいうものの、これは凡の儀式が変わったのではなく、こうする方が、2種類の味を楽しめることが分かったからであります。

つまり、ソースを掛けたのと、掛けないのと、両方の味を楽しもうという、凡の「食に対する欲」から来たものでありまして、心静かに自問してみるに、凡に取っては、むしろ悲しい行為ともいえるのでありまして、これはまた、作ってくださった人や料理を否定している行為でもある訳なのであります。

「年とりて、欲深くなり、凡の腹」
凡蔵ココロの1句









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ごめんなさい。
(ぺこり)

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