散散歩歩。(877)阿蘇・内牧温泉紀行(2)

6月9日(火曜日)。
熊本は阿蘇の内牧温泉に行ってまいりました。
何故、内牧温泉かというと、ミニボンのリクエストだ。

実は、以前に、内牧温泉にある夢巡追荘(ゆめおいそう)という温泉ホテルに泊まったことがある。
初めて露天風呂の付いた部屋に泊まった。
その時の、印象が良かったのもあって、また泊まりたいというのである。

しかも、泊まったすぐ後に、熊本の地震が発生した。
熊本地震だ。
2016年のことである。

ホテルの近くの阿蘇神社も大きな被害を受けた。
阿蘇神社だけでなく、熊本一体が、被害となったのである。
熊本城の石垣が崩れた映像はテレビで見て、驚いたのを覚えています。

凡とミニボンの泊まった夢巡追荘もまた被害を受けた。
その後、帰ってきた後も、ミニボンがSNSで見て気にしていたようだ。

そんな地震の被害も回復してこようとしている今年、また新型コロナの影響で、ホテルもまた、休業を余儀なくされていた。
散々だよね。

そんな夢巡追荘が、6月1日から、営業を再開すると言う。
なので、応援の気持ちもあり、また気分転換に旅行でもしたいと言う気持ちもあり、緊急事態宣言も解けたことだし、阿蘇に泊まりに行こうということになったのであります。

多分だけれど、値段も普段よりは安く設定されているようだ。
ということで、今回の旅行は、熊本の内牧温泉の夢巡追荘に泊まるということが目的となった。

ホームページでプランを見る。
営業は、コロナ対策として、大浴場は閉鎖して、部屋に風呂が付いている部屋だけを使用すると言う。
それでもって、夜の縁日は廃止、食事のバイキングも一部だけという、部屋から出ない、また他のお客との接触も出来るだけしないようにすることを中心としたプランになっている。

折角泊まるのだからと、風呂の付いている部屋でも1番豪華な部屋を指定した。
展望露天風呂付和洋室。
1泊2食で、1人、14800円(税抜き)、2名で29600円なり。
凡とミニボンにしたら、贅沢なプランだが、それでもかなり格安だ。

さて、行くとなったら、折角だから、阿蘇か熊本で、どこかに観光にも行ってみたいと思う。
1番に思いついたのが、弊立神宮(へいたてじんぐう)だ。

ここの御祭神は、神漏岐命(かむろぎのみこと)と、神漏美命(かむろみのみこと)だ。
この神様は、ちょっと不思議で、古事記などには、確かというかたぶん、登場しない。
でも、神社で唱える大祓詞(おおはらえことば)や天津祝詞(あまつのりと)などに登場するのであります。
有名な神様だけれど、あのウィキペディアで検索しても出てきません。
気になりますよね。

それに、この神社では、五色人祭というお祭りを毎年している。
この五色人というのは、古代にいた5種類の色の人のことで(黄色、白色、赤色、黒色、青色の人のこと)、簡単に言うと、世界の全ての人の祖先ということになるのですが、そのお祭りがある。
その五色人というのは、古代文書の竹内文書にも書かれていて、その共通点も気になるところだ。

ミニボンに言ったら、行っても良いと言う。
とはいうものの、車なら、単純な経路らしいのだが、凡の様に電車かバスでとなると、極端にアクセスが悪い。
空港からバスで、神社にお昼頃に着いても、ホテルに着くのは夜になったりね。
今回の旅行は、ホテルに泊まることが目的なので、ホテルには4時ごろには到着したいのである。

そんなことで、あらゆる行き方を、ほぼ2日かけて調べたが無理と分かった。
仕方がないので、諦めよう。
何しろ、目的は、ホテルだからね。

ということで、観光は、次の日に、熊本市内で1か所、行きたいところを見つけた。

飛行機も減便で、かなりの早朝に出発しなければならないので、ここは新幹線で行くことにした。

そして、当日。
自宅を出て、新大阪に移動。
0855発、新幹線「みずほ」605号。

1時間近く早く着いたので、お店でもみようかと思ったが、ほとんどのお店が10時開店だったので、仕方なく、新幹線の構内に入る。
ゆっくり駅弁を選んだ。

ビールは、車内販売で買った方が、冷たくて美味しいだろう。
始めはビールをやって、しばらくして、ウイスキーを頂こう。
新幹線の車内販売で飲むウイスキーは、なんとも贅沢なものだ。
昔、ウイスキーのCMで、サントリーの角瓶と文庫本を持って旅に出るというのがあって、あれにはすごく憧れたなあ。

そして、いよいよ出発であります。
みずほのシートは、2-2の配列なので、指定席はゆったりとして快適だ。
ただ、今回感じたのは、ややシートの高さが低いので、長時間座っているのには、腰に来る。

すると、車内アナウンスがあって、コロナの影響で、車内販売は中止しているという。
それを聞いて愕然とした。
そんなあ。
凡の計画のビールからのウイスキーの流れは消えた。

しかし、駅弁だけでも買っておいて良かった。
車内の自動販売機にもビールはなかったので、お茶で駅弁を頂いた。

IMG_1595.JPG

「なにわ萬歳」。
串かつや、タコ焼きも入っていて、なかなか楽しい駅弁だった。
凡は、駅弁と言うと、幕の内が好きだけれど、今回、ホームページで調べたら、新大阪駅で売られている幕の内の多くが、大阪以外の、東京や、いろんな駅で売られているものと同じだと言う事が分かった。
それは詰まらない。
折角なら、大阪とか、それか、これから乗る新幹線の沿線の駅弁が食べたいじゃない。
水了軒もあるけれど、改札の中には売ってなかった。

まあ、朝からビールを飲むよりは、お茶で駅弁の方が健康的だったかもしれない。

新幹線も、九州に入ると、急にアナウンスに、韓国語と中国語が入る。
楽しいですね。

そんな楽しく、腰の痛い時間を過ごして、無事、新幹線は熊本駅に到着。
11時57分。

熊本駅からは、以前なら豊肥線で、熊本駅から阿蘇駅まで直通で行けるのですが、2016年の熊本地震でかなりの被害を受けて、未だ肥後大津駅から阿蘇駅までが、不通となっている。
地震の大きさと、復旧の大変さが分かりますね。
この8月に再開される予定とのことで、早くその日が来ると良いですね。

ということで、熊本駅から阿蘇駅までは、バスで行こうと思う。
その時間が、13時20分出発なので、まだ1時間ちょっと時間がある。
なので、熊本駅でお昼ご飯と行きましょう。

IMG_1597.JPG

熊本駅の1階には、肥後よかモン市場というのがあって、お土産物のお店や、飲食店が集まっている。
ぶらぶらとお店を探して歩く。

熊本ラーメンも良いが、何しろ夕食で本気を出さなきゃいけないので、もう少しボリュームの少ないものにしようと思った。
スパゲティも美味しそうだったけれど、席が空いていない。

お店と通路の境は、壁じゃなくて、塀のようになっているので、通路を歩きながら、お店の中の様子も、覗き見ることが出来る。
ああ、この店は、こんな料理を食べさせるんだなあとか、こんな人が食べてるなとか。
なので、お店の様子や、そこから発散されている匂いもダイレクトに伝わる。

すると、すごく良い匂いのするお店があった。
肉を、ジュージューと焼いたときに香る、何とも言えない食欲のそそる匂いだ。
ふとみると、馬肉のお店である。

馬肉なら、熊本の名物だ。
丁度良い。

メニューを見ると、馬肉のステーキランチというのがある。
この良い匂いは、たぶんこれに違いない。
鉄板で、一気に焼き上げているのだろう。
ソースは、自家製の醤油ベースの、たぶん、玉ねぎをすりおろしたものを加えた、和風ソースかな。
兎に角、食欲がそそられる匂いだ。

ステーキという食べ物は、お店で食べるに限る。
凡の家でもステーキ肉を買って来て焼くことがある。
それで、スーパーでステーキソースを買うのだけれど、ちょっと名前の知れたお店のステーキソースを買ったとしても、家に帰って、掛けて食べたなら、少しばかり違うなと思うのである。

たとえ、ファミレスであっても、街の学生が行くような安い定食屋でも、お店で掛けるソースは、何故か断然に旨いのである。
あれは、どういう訳なのだろうか。

そんな訳だけれど、今、入ったお店のこの匂いは、絶対に美味しいソースであることは、経験上、間違いがないと断言できる。

店内は、お昼時だけれども、空いていた。
コロナのせいだろうか。

座ってメニューを検討するが、注文するものは、ほぼ決まっている。
馬肉のステーキランチだ。
この匂いに釣られてお店に入った訳だからね。

しかし、念のために、お兄さんに訊いてみた。
「あのう、この美味しい匂いは、何ですか?」

お兄さんは、あまり元気のないような、或いは、おとなしい方で、凡の問いに、ただ首をひねっている。

「ほら、今、匂いがしてるでしょ。美味しそうな。この匂いのメニューは、どれなんですか?」
再度、訊いた。

すると、お兄さんは、店内の匂いをかいで、また首をひねりながら、ぼそりと答えた。
「隣の店です。」

ハッとして、隣の店を見ると、「センター リバー Jr」というハンバーグやステーキのお店だった。

シマッタ。
隣のお店の匂いに釣られて馬肉のお店に入ってしまった。
とはいうものの、仕方がない。
もう、座ってしまっている。

ミニボンは、ランチメニューの馬肉ステーキランチ(1550円)と、凡は、馬肉デミ煮込みハンバーグランチ(1250円)を注文。
それと、火の国ビール阿蘇生(650円)も頼む。

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馬肉ハンバーグは、まあ普通か。
馬肉ステーキは、やや歯ごたえがあるが、脂肪も少なく、また臭みも全くなく、美味しく頂けた。

店を出て、隣の店を見ると、みんな旨そうに、ハンバーグやステーキを頬張っていた。
少しばかり羨ましかったが、今日のホテルでの夕食は、国産牛の焼き肉だ。
それに、馬肉は、熊本の名物だし、まずは、満足してバス停に向かった。

IMG_1607.JPG
ご めんなさい。
(ぺこり)

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本当に、お礼を申し上げます。
ありがとうございました。



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この記事へのコメント

yukemuri
2020年07月04日 21:32
阿蘇の内牧温泉、それに鎌倉旅行もされていたんですね
鎌倉はゆっくり見るとして、まずは阿蘇から
馬肉ステーキですか?
一度食べてみたいと思っているんですよね
馬刺しは大好きなのですが、ステーキはどうでしたか?

おっと、良い匂いの元を聞いたら隣の店からの匂いでしたか(笑)
やっちまいましたね
聞かれた店員さんは困っていませんでしたか?
聞いた凡蔵さんもバツが悪かったでしょうね
店を出ると隣の店ではみな美味そうにハンバーグなどを食べていましたか?
う~ん、良い思い出ですね(笑)
平 凡蔵。
2020年07月06日 11:17
ありがとう、yukemuriさん。

そうなんですよ、熊本と鎌倉と、両方行ってきました。
馬肉ステーキは、臭みもなく、また、赤味のところだったので、私の好みでしたよ。
でも、少し肉が硬かったかな。
ハンバーグの方は、別に、どうしても馬肉でなきゃダメという感じではなかったです。
牛の方が美味しいかなという印象でした。
そうそう、良い匂いは、隣の店だったんですよ。
たぶん、ハンバーグは、隣の牛の方が美味しかったんじゃないかな。
次の日に、商店街を歩いていると、隣の店の系列店があったので、ひょっとしたら熊本では、有名なお店だったのかもしれません。

熊本の内牧温泉も、7月に入ってからは、通常営業されているということなので、まずは良かったねと思っていたら、テレビで熊本の豪雨のニュースが流れて来て、大丈夫なのだろうかと心配しているところです。

鎌倉に関しては、横浜を通る時に、ゆけむりさんの事を思いだしましたよ。
ごめんなさい。
(ぺこり)

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