散散歩歩(1088)北海道・釧網本線の旅。(4)釧網本線で釧路。んでもって、帯広へ。

10月22日(金曜日)。
今日は、この旅行でのメインのイベントがある日なのであります。
旅行をしようと思った時に決めた、「網走から釧路に伸びる釧網本線に乗る計画」の日ということだ。

しかし、18日から、凡の行った22日まで、釧網本線では、網走、知床斜里駅の間を集中修繕工事をしていて、一部の汽車を運休して、代替バスで運行していたのです。

なので、もともと本数が少ない上に、運休している汽車があるので、網走から釧路まで乗ろうと思ったら、もう選択肢が2つぐらいしかない。
なので、凡の選んだのは、網走駅0641時発の汽車である。

なので、朝早くチェックアウトして、セブンイレブンでサンドイッチを購入して駅に行った。
駅のベンチで、それを食べて、時間を待った。

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網走から釧路まで、4070円。
網走駅で乗り込んだキハ54は、シートは布張りの傾斜の付いたクロスシートで座り心地も快適だ。

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ひょっとして、急行とかに使われていたのだろうか、シートのひじ掛けのところに、引き出し式のテーブルや、タバコの灰皿が残っている。
窓の下にも、テーブルのあったかもしれない痕跡がある。
窓は、寒冷地仕様なのか、2重窓になっていて、天井に残された扇風機も、雰囲気だ。
これからの釧網本線の旅が、楽しいものになりそうな予感がするのである。

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客は、クロスシート2席分を1人で座っても数席余るぐらいで、ほとんどが、男性客で、女性は、車両の端のロングシートに1人のみだった。

北浜駅あたりで左手に海が見え始める。
オホーツク海だ。
海の色は暗く、白い波が延々と続く。

オホーツク海は、左は晴れていて、右はどんよりとした黒い雲が水平線まで下りている。あの黒い雲の下は、どんな雨が降っているのだろうか。

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原生花園あたりでは、枯れた湿地が広がる。
季節が違えば、花が咲くのかもしれない。

凡の反対側のシートには、70才位の男性が座っていて、時刻表を見ながら、メモを取ったり、付箋を貼ったりしている。
鉄ちゃんなのかと思うのだけれど、まったく、車窓を見ないのである。
何をしているのだろうかと気になった。

止別駅に停車したら、駅舎にラーメン屋があった。
ああ、ラーメン食べたいと思う。
こんな駅で食べたら、最高だろうね。

知床斜里は、ちょっと開けた駅で、女子高生が15人ほど乗り込んできた。
向かいのホームには、ディーゼル機関車が停まっている。

ふと、前のシートを見ると、ちょこんと頭のてっぺんだけが見えている。
女子高生の頭のてっぺんだ。
細くて、真っすぐな髪は、丁寧に櫛けずられていて、その髪の毛からさえ、若さが伝わってくる。
その素直さというか、穢れを知らないサラな感じこそ、若さというものなのだろうなと、頭のてっぺんを見ながら思っていた。
いくら手入れされていても、年を重ねて来た人の髪とは違うなにかがあるんだよね。

しかし、たまに思うことがあるのだけれど、髪というものは、不思議なものだ。
というか、奇妙なものである。

だって、頭から、黒くて糸のようなものを、これまた、どっさりと生やしているんだよ。
可笑しいと思わないかい。
というか、それを見て、美しいと思う心理の理屈は、どうなっているのだろうね。

この髪を、大切な頭を守るために生やしているという理屈を述べる人もいるけれども、あれは、間違っているね。
大切なところに生えるものなら、心臓のあたりに、どっさりと生えている筈だ。
だって、心臓も大切だもの。

それか、猿みたいに、全身が髪で覆われているとか。
それなら、理屈は通るんだけれど。

凡は、たまに、真面目な顔をして、真面目な話をしている人を見て、ああ、真面目な人なのに、頭から黒い糸を生やしているよと思うと、可笑しくなって、笑いそうになることがある。
真面目な顔をして、意味もなく、頭に髪を生やしている。
可笑しいよね。

しかし、髪が生えるのが、頭のてっぺんで良かった気もするのではある。
あれが顔に生えてたら、うっとうしくて堪らないだろうね。

それにさ、みゆきさんのコンサートに行っても、折角のみゆきさんの可愛い顔が、もし髪が顔から生えてたら、見えないんだよ。
こんな寂しいことがあるかい。

顔から髪を生やしたみゆきさんが、
♪♪ アゼルバイジャンの夕暮れは、女満別の夕暮れと変わらない 
   歩いているうちにいつのまにか 紛れ込んで続いてゆきそうだ ♪♪
なんて、歌っても、ケッタイだよね。

というか、ホラー映画みたいで、怖いよ。
顔から、ロングヘアーが生えているみゆきさんが、いくら笑顔で歌っても、見えないし。

たとえ、みゆきさんと、ちょっと、いい仲になってもさ、夜、暗い部屋で、みゆきさんが、顔からロングヘアーで、こっちを向いて立ってたら、恐怖でオシッコちびっちゃうよ。

というか、髪の毛の話を、そこまで膨らませなくても良いのだけれど、もし、髪が無い方が、このブログを読んでいただいたなら、ゴメンナサイ。
というか、無い方が、スッキリとして綺麗なのかもしれないです。

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知床斜里を出たら、もうオホーツク海とは離れて、陸地を走っていくことになる。
塘路駅あたりから、湿原が広がって、汽車を下りてみたい気持ちだ。
ああ、あのあたりを散策したら、気持ちが良いだろうなと。
ただ、汽車からは、湿原の全体は見えないけれど。

釧路湿原駅から、ハイキング姿の年配の方などが数人乗り込んで来た。
ちょっと羨ましい気持ちになった。

そして、そのまま汽車は走り続けて、1000時に、釧路駅に到着。
釧路の駅は、やっぱり好きだなあ。
旅情が溢れる駅なんだよね。

もしお時間がありましたら、前回、釧路に行った時のブログも見てね。
https://47872029.at.webry.info/202011/article_3.html

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さて、この後の予定は、釧路から帯広まで、キハ40で移動するというものだ。
でも、まだ時間があるので、ランチと、散策でもしてみようと思う。

案内所で地図を貰って、ついでに、釧路市立博物館への行き方を確認。
案内所のオジサンも、博物館はオススメだという。

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その前に、ランチである。
フィッシャーマンズワーフまで歩いて、ちょっと時間を潰して、考えていたお店に向かう。
泉屋さん。
ここは、前にも来たことがあって、名物のスパカツを頂いた。
ボリュームがあって、凡の大好きな味だ。

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でも、今回は、違った料理を頼もうと思う。
折角だからね、シチューやフライなども美味しいと言う。
悩んだあげく、ピカタというものを注文。
それと、生ビール。

普通、ピカタというと、豚肉に玉子を付けて焼いたものだ。
でも、ここのピカタは、スパゲティだという。

ということで、それが運ばれてきた、
熱々の鉄板には、こんもりと玉子が丘の様に乗っかっている。
さきに、スパカツを食べていた隣の隣のテーブルの兄ちゃん2人が、凡のピカタを、びっくりしたように見ていた。

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さて、このままじゃ、何か解らないので、真ん中を割って見ると、玉子焼きの下に、豚肉があって、その下に、スパゲティがある。
豚肉にも味付けがしてあって、別々に食べても美味しい。
スパゲティに竹の子が入っているのも楽しい仕掛けだ。
味付けは、ナポリタン風な、普通のスパゲティの味である。

ボリュームもあり、満足なランチとなりました。

さて、釧路は、前にも行ったことがあるので、今から、どこへ行きたいと言う訳でもないけれど、少しだけ時間があるので、釧路市立博物館にでも行ってみようかと考えていた。
釧路駅まで戻って、バスで移動。

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博物館は、いろんな面から釧路を紹介しているのだけれど、特に1階は照度が低く、凡のような年齢の人には、ちょっと見難いか。
それに、展示の区切りや、動線が解りずらく、全体が見えない感じか。
というよりも、上の階に上がるのが螺旋階段なのである。
兎に角ね、高所恐怖症の凡にとっては、これが怖くて、何より印象に残ったかな。

バスの時間があるので、また、急いで釧路駅に戻る。
釧路駅をぶらぶらしていると、前回来た時に合ったコインショップがなくなっている。
駅のお店が無くなるのは、やっぱり寂しいね。

これから帯広に向けて3時間ぐらい乗ってることになるので、駅弁を買おうかと迷う。
混んでる車内で食べるのは恥ずかしいし、でも、駅弁も食べてみたいし。

駅弁は、お土産売り場のようなところに、どこにでも見かける駅弁のマークの付いたものを売るお店と、改札の横にある水産加工品を売っているブースと、2カ所ある。
どちらも美味しそうだけれど、水産加工品のブースで、釧路名産と謳った「いわしのほっかぶり鮨」を買った。

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釧路発 1410時。帯広行き。
キハ40。
最初は、特急で、帯広まで移動する予定だったのですが、ツイッターをされている方から、北海道でキハ40が走るのは、今年までと聞いたので、それで乗ってみる気になったのだ。

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車体に緑のラインの入った気動車は、直角のボックスシートと、短いロングシートで、釧網線の時は、洋式のトイレだったが、釧路帯広間のは、和式トイレだ。
窓が2重なのは、同じか。

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凡は、海岸線の見える左側のボックスに座る。
車内は、女性は1人で、他は男性ばかり。

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さて、走り出したら、駅弁を頂こうと、蓋を開けたら、この寿司は、すし飯に、イワシを乗せて、大根で巻いてあるのだけれど、その大根の匂いが、メチャメチャ匂った。
たぶん、後の人とか、臭いと思っているだろうなと想像しながら、ただ、この寿司は、すこぶる美味くて、イワシの脂ののった旨味と、大根の歯触りが絶妙で、一気に食べてしまった。
この寿司は、帰って来た今でも、食べたいなと思う味なのであります。

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汽車は、凡の予想通り、海岸線を走るのだけれど、堤防や道路などが邪魔をして、海が見えることは見えるのだけれど、スッキリとは見えない。
とはいうものの、この景色も、ここでしか見れない景色には違いないのである。

釧網本線もそうだけれど、北海道に来たら、ただ、汽車に乗っているだけで、それだけで、何とも楽しい気持ちになる。
それは、窓の外に広がる風景と、この気動車のエンジンの音と揺れ。
そんなのが、まじりあって、凡の気持ちを解きほどいてゆくのだろう。

ああ、気持ちいいなあと、ぼんやり車窓を見ていると、窓のガラスに指で押して窓を上げるストッパー(という名前なのか、ホントの名前は知らないけど)があることに気が付いた。
気が付いたというか、昔は、どの車両も、窓を開けられたんですよね。
それを思い出した。

最近は、電車の窓は開けられない仕組みになっていたり、開けることが出来ても、下から窓を上にあげるのではなくて、窓の上部だけ、少し下せる仕組みになっているタイプが、ほとんどで、それに、窓を開けて、他の人にクレームをつけられるのじゃないかと思う理由で、開けることもしていなかったというか、そんな頭が消えていた。

でも、今目の前に、開けられる窓がある。
凡は、思い切って窓を、少しだけ開けた。
すると、気持ちのいい風が、凡の額を吹き抜けていく。
ああ、これが汽車の旅なんだよね。

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昔は、エアコンがなかったから、夏なんて、絶対に窓を開けて乗ってたんだよね。
窓から、顔を出して、列車の先頭を見たり、そんなことをしてたのを思い出す。
でも、今回、ちょっと顔を出して見たら、意外と、怖いじゃない。
子供のころは、よく顔を出せていたよね。

でも、ずっと窓を開けていると、後の人が寒いのではないかと、また窓を閉めた。
しばらくして、やっぱり、また窓を開けたくなって、窓を開ける。
でも、様子を見て、また閉める。
そんなことを、4、5回繰り返した。
すると、後の人も、窓を開けたくなったのか、2、3人が、窓を開けて、美味しい空気を楽しんでいた。

ということで、楽しい3時間が過ぎて、帯広駅に到着。
1715時。
もう、すっかり日は暮れている。

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そのまま、ホテルにチェックイン。
今日のホテルは、「ホテル ムサシ」さん。
朝食付きで、1泊、4800円。

部屋は、ちょっとレトロな感じではあるが、十分に快適だ。
トイレに、便座クリーナーが付いているのは、好印象だ。

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さて、早速、夜の帯広に繰り出しましょうか。
フロントの女の子に、オススメのお店を聞いたら、ホテルの後ろ横から、繁華街が広がっていると、漠然と教えてくれた。
さて、どんなお店があるのかな。
ご めんなさい。
(ぺこり)

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買っていただいた方には、
本当に、お礼を申し上げます。
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この記事へのコメント

yukemuri
2021年11月08日 21:55
お~、懐かしい釧路駅だぁ~
おっと、フィッシャーマンズワーフまで歩いたんですか?
けっこう距離があると思いますが、凡蔵さんは健脚なんですね
泉屋さん、羨ましいです
自分もそこでスパカツを食べたかったのですが、空港で食べただけです
ポークピタカは知っていますが、スパゲティのピカタは知りませんでした
泉屋さんのオリジナルかな?
近くの席の若者がびっくりして見ていたってのが笑えますね
自分もまた釧路に行きたいですよ
炉端焼きや牡蠣を思いっきり食べたいです(笑)
平 凡蔵。
2021年11月11日 11:24
ありがとう、yukemuriさん。
釧路は良いですよね。
私も1回行って、大好きになりました。
駅の旅情あふれる風景も好きだし、意外と夜の飲食店も多いし。
釧路には、大阪からピーチで直接飛んでるし、
また、安いプランがあったら、行ってみたいです。
ごめんなさい。
(ぺこり)

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