散散歩歩。(23)尿酸値。

どんな悪い結果が出てるんやろ。
そんな期待と不安を感じながら、ドアの前で待っていた。

痛風の経過と検査の結果を見ながら、これからの治療を考える日なのです。

先生に呼ばれて診察室に入る。
尿酸値の結果は、7.7だった。

あまりの普通の数値に少しガッカリした気持ちになった。

始めて通風になったときは、尿酸値が13以上あったのだけれど、今回はもっと痛みも症状もひどいので、これはもうかなり数値が高いぞと思っていたのだ。

先生の「わあ、これはひどい結果だな。」という言葉を期待していたのです。

でも、結果はそれほどでもない。

どうして、凡はいつもこんな具合になってしまうのだろう。

ずっと痛みとか苦痛にくるしんで、それで病院に行く時になって、急に症状が良くなってしまう。
それで、先生に軽く扱われてしまうのだ。
そして、帰ってきて次の日からまた症状が悪化するということが、たびたびあるのであります。

今回の痛風も、そうなってしまった。

とはいうものの、痛風は発作が起きると一時的に数値が下ることが多いそうだ。
先生もそれは分かっているだろう。

結局、また検査をして様子をみることになった。

それにしても、病気になった人、もちろん凡を含めてなのですが、病気の程度が大きいことを自慢する傾向にないだろうか。

近くの病院に行っても、お年寄りの方が話をしているのを聞くと、

「いや、あんたはまだましや。うちは、手ぇも痺れてきてな。先生もどうしたらいいか分からんらしいわ。」
「いや、それやったらまだましや。うちは、手ぇもアカンし、目ぇもアカン。それに最近は腰が痛あてな、この後、針もしにいかなあかんねん。」

なんて会話をいつも耳にする。
どうも大変らしい。

サラリーマンでもそうだ。
飲みにいくと、肝臓の数値の自慢大会が始まったりする。

「オレなんか、ガンマGTPが、エライ事になっとるわけや。」
どうも、ガンマGTPが高いほど、エライようだ。


その内に、墓場から自慢話の声が聞こえてくるかもしれないな。

「あんたら全員まだましや。オレなんか、血圧もないし、肝臓もない。体はもうボロボロやし。オレが一番病状が悪いな。」

うん、これには勝てないですね。


凡は、病気にはなりたくない。
もしなってしまっても、軽いものであってほしい。
でも、先生に診てもらう検査結果は、悪いものであってほしい。
つまるところ、病気にはなりたくないが、先生や看護婦さんにチヤホヤされたいというところか。

痛み止めと尿酸を排出する薬と、尿をアルカリ性にする薬を貰う。

家に帰ると、ミニボンが「どうやった。」と聞いた。
「何か食べたらアカンとか、お酒飲んだらアカンとか言ってた?」
「いや、何も言ってない。」本当にそのあたりの話はなかった。

何も言われてなければいいと思ったのか、夕食は、マグロのお刺身とトンカツ2枚とポテトサラダをボールに山盛りと、最後にチキンカレーだった。
これは、どうぞお酒を飲んでくださいねというメニューだ。

良かった。
やっぱりO型で良かった。
あまり痛風を重大なことと考えてないようだ。

尿酸値はストレスで上がるという説がある。

その点、これだけ飲んで食べたらストレスはないだろう。
ということは、痛風にもいいだろう。

きっと。

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